2011年12月20日火曜日

開催報告 横浜市立大学「家庭医療ってどういう医療?」

プロジェクトスタッフの菅家です。
この秋〜冬に行われている勉強会の告知・報告ラッシュが続いています!
ブログ担当としては嬉しい悲鳴です〜


今回は、11月23日に行われた横浜市立大学での勉強会について、
都立多摩総合医療センターの宇井先生から報告をいただきました!


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いつも大変お世話になっております。
都立多摩総合医療センター・若手医師部会の宇井です。
大変遅くなりましたが、11月23日に横浜市大で行った勉強会のご報告をさせて頂きます

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<勉強会名>
横浜市立大学勉強会「家庭医療ってどういう医療? ~家庭医の日常からキャリア形成まで~」

<日時> 2011年11月23日(祝)15時~18時45分

<場所>
横浜市立大学附属病院 10階 修士講義室

<代表・連絡先>
横浜市立大学医学部医学科4年
黒岩 冴己 (くろいわ さえき)

<講師>
川崎市立多摩病院 総合診療科 櫛笥永晴先生
松原アーバンクリニックなど  大石愛先生
生協浮間診療所 清田実穂先生
北海道家庭医療学センター 佐藤弘太郎先生
北海道家庭医療学センター 安藤高志先生
静岡家庭医養成プログラム 新井大宏先生
都立多摩総合医療センター 宇井睦人先生

特別ゲスト:
松村医院 松村真司先生

飛び入りゲスト:
静岡家庭医養成プログラムディレクター 佐野潔先生
静岡家庭医養成プログラム 津山梓先生
静岡家庭医養成プログラム 平野ゆきな先生


<参加人数(学部別)>学生 医学科 25名

<自由記載>
☆学生によるアイスブレーキング

学生独自の4つのゲームを組み合わせたアイスブレーキング。
話が弾むにつれて会場の空気がだんだん和やかになって来ました。


☆家庭医とは?(新井先生):レクチャー、グループディスカッション

米国・日本における家庭医療の歴史や、日本の近代医学の歴史、
図を用いた、家庭医の守備範囲など家庭医療のエッセンス的なお話と
症例に基づいたグループワーク。皆熱心に思考をめぐらし、話し合っていました。


☆市大卒業生によるキャリアパス例(佐藤先生・大石先生・櫛笥先生・清田先生・安藤先生)

母校ご出身の5名の家庭医の先生方から、家庭医の授業・卒前教育が乏しい中で
学生時代に何を感じ、卒後どのような道を歩き、今後の展望についてお話頂きました。
一口に家庭医と行っても多様な生き様があることを実感できるシリーズとなりました。


☆USMLE・海外留学について(新井先生)

海外留学経験のある新井先生から、米国臨床留学のシステム、
留学するために役に立つ情報の紹介がありました。
米国だけでなく欧州日本人医師会についても紹介があり、
ジェネラリストのGlobalな未来を感じることができました。


☆特別講演(松村先生より)

世田谷区で家庭医療を楽しみつつ実践されている松村先生から、
クリニックのお仕事や印象に残った患者さんについてのお話など、
笑が絶えない楽しく現実的なメッセージを頂きました。
最後に佐野先生からも「家庭医は楽しい!」というお言葉を頂くことができました。


☆学生同士のディスカッション(まとめ)

講師も多様ならば、学生さんの考えもまた多様。
「家庭医を一言で表す」というチャレンジングな時間でした。
「愛」「円」などど一文字で表して説明してくれた学生さんもおり、
講師としても改めて考えさせられるセッションでした。
最後に、講師全員が自分の考える家庭医を話して幕を閉じました。


☆プライマリケア連合学会学生・研修医部会 関東支部会紹介(埼玉医大 日下君)
学生・研修医部会代表の日下君から活動紹介がありました。
Macの映像がイメージ通りに動かず不完全燃焼だったようですが
未来の良い医療を皆で創り上げてゆこうという、情熱的なプレゼンテーションでした!


反省:今回は講師の先生方は大変充実しておりましたが、タイムマネジメントが大変でした。
少し開始時刻が遅かったこともあり、この経験を次回以降に生かしてゆきたいと思います。

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