2013年5月24日金曜日

開催報告 4/25 滋賀医大家庭医療放課後レクチャー

プロジェクトスタッフの菅家です。
4月25日に滋賀医科大学で行われた、滋賀医大家庭医療放課後レクチャーの開催報告を、滋賀家庭医療学センターの雨森先生より頂きましたので、紹介します!

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4月25日に滋賀医大家庭医療放課後レクチャーを行いました
今年度第1回目でこれからも毎月行う予定です

今回のWSの内容
医学生、前期研修医、家庭医療後期研修医、指導医
総合内科指導医など25名の参加がありました

①ミニレクチャー
今後の専門医制度と総合診療専門医
  講師 滋賀家庭医療学センター 雨森正記
 専門医認定機構などで検討されてきた新しい専門医認定制度の概要が
 公表されました.それに基づいて今後の医学生の卒後のキャリアパスの
 方向と日本プライマリ・ケア連合学会の行っている家庭医療専門医制度の
 今後についてお話ししました

②自分のキャリアについて−WS1
 卒後の研修について考えよう
  卒後の臨床研修について自分の考えを共有する
   全く白紙状態の方から明確な希望を持っている方までいろいろさまざま
   学生の頃の方が夢があった・・研修はなかなか切実・・・
   女性の場合は特に出産、結婚でかわるなど
③自分のキャリアについてーWS2
 10年後こうしていたら良いなと思うこと
   留学
   子供育てながら診療
   教育もしたい
④米国の家庭医療研修
  講師 Gavin McKinnon氏 ミシガン大学医学部4年生
  セッティングの違う5カ所のプログラムの説明
  大学のプログラムでも市中病院の研修もあり
  HMO独自のプログラムあり
  フェローシップも増えている

今回は多くの先生方にも協力していただいて
ありがとうございました。
指導医には興味深い内容と思いましたし、
お忙しい中来ていただいた先生方には楽しんで
いただけたかと思います。
また今年は講師も増えましたので各種盛りだくさんの企画が
行われます。

皆さんのご参加をお待ちしています

文責 滋賀家庭医療学センター 雨森正記

2013年5月22日水曜日

6/8 筑波大学 「地域医療カフェ」


プロジェクトスタッフの菅家です。
筑波大学総合診療グループの高木先生より、6月8日(土)に開催予定の、筑波大学での勉強会のお知らせをいただきました!

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筑波大学総合診療グループの高木です。
ついに!
筑波大学でもジェネラリスト80大学行脚プロジェクトの勉強会を開催することになりました!
概要をお知らせします。学外からの学生参加も募集開始しましたのでご応募よろしくお願いします。


「地域医療カフェ」

プライマリ・ケアって何? 結局、地域医療って何なの?
ふと首をかしげたこと、ありませんか?

この『地域医療カフェ』では、そんな皆さんのために、地域で活躍する先生方が集まります。
お茶とケーキを楽しみながら、日頃の疑問、投げかけてみませんか?

日時:2013年6月8日(土)13時~16時30分
場所:筑波大学医学群 4A411
対象:医療系学生 学年は問いません
参加費:無料 懇親会費用は別
内容:①地域医療を語ろう
   ②ケーキタイム
   ③現場で活躍するドクターGに質問しよう
   ④地域医療レクチャー
主催 筑波大学プライマリケア研究会
共催 筑波大学医学医療系
   日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト

申込みは http://goo.gl/dhnON
お問い合わせは primarycare.tsukuba(あっとまーく)gmail.com まで

2013年5月21日火曜日

6/9 福島医大 「家庭医療レジデント1日体験」〜ワークショップで見える、レジデントの真実〜


プロジェクトスタッフの菅家です。
5月18日、19日は、日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会が、仙台市で開催されました。行脚プロジェクトでは、インタレストグループを企画しました。その報告はまた後日紹介します。

今日は、福島医大で開催する、学生向けワークショップのお知らせです!

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福島県立医科大学医学部 地域・家庭医療学講座では、6月9日(日)に学生向けワークショップを企画します。

 「家庭医療ってなんだろう」「家庭医レジデントって何を学ぶの?」

このワークショップでは、そんな疑問を持つあなたが実際にレジデントになったつもりで症例と向き合い、仲間と話し合う中で答えを探します。そこにある家庭医の楽しさ、奥深さをぜひ感じて下さい!


家庭医療レジデント1日体験
〜ワークショップで見える、レジデントの真実〜

日時:2013年6月9日(日)10時〜12時

場所:福島県立医科大学 6号館(新講義棟)1階 第1講義室 アクセス

講師:福島県立医科大学 家庭医療学専門医コース 後期研修医
 山入端 浩之、川名 瞳、北村 俊晴、中村 光輝 ほか

主催:福島県立医科大学医学部 地域・家庭医療学講座
共催:日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト

対象:医学生(学年は問いません。福島医大に限らず、他大学からの参加も大歓迎!)
 医学生以外の方で興味のある方は、comfam(あっとまーく)fmu.ac.jp へお問い合わせ下さい

参加費:無料

お申し込み:こちらのフォームからお申し込み下さい
 (当日参加も歓迎しますが、準備の関係上申込み頂ければありがたいです)

お問い合わせ:comfam(あっとまーく)fmu.ac.jp(講座事務担当:玉木)

2013年5月14日火曜日

6/1 札幌医科大学 日本PC連合学会学生・研修医部会 北海道支部 第7回家庭医療学勉強会


プロジェクトスタッフの菅家です。
新年度に入り、各地で勉強会企画が進んでいます!
今回は、学生・研修医部会北海道支部主催の勉強会のお知らせです!

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みなさんこんにちは!日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会 北海道支部です。
2013年度の初回の勉強会です!
今回は北海道家庭医療学センターの栄町ファミリークリニックより松田諭院長をお招きして、家庭医療学入門編と題してレクチャーを行っていただきます。

「家庭医療って何だろう?」
「家庭医って聞いたことないけど、どんなことをするの?」
そんな疑問を解消します!

家庭医療に触れたことのない方もある方も、ふるってご参加ください。よりよい医療者を目指しましょう!!
勉強会後には懇親会付きです☆

【日時】
2013年6月1日 13:30~

【場所】
札幌医科大学 医学部 本部1・2講

【講師】
松田 諭先生
北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック 院長

【内容】
家庭医療学入門編

終了後懇親会あります。
費用は約3000円の予定です。
場所は未定です。決まり次第ご連絡いたします。

【お申込み】
facebookのイベントページに「参加」としていただければ結構です。
http://www.facebook.com/events/508498685864673/?fref=ts

または水戸:hiroki171991(あっとまーく)yahoo.co.jpまで直接ご連絡下さい。
何かご質問等ある場合も上記アドレスまでよろしくお願いいたします。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております!
奮ってご参加下さい!!!

2013年5月10日金曜日

2012年度年次報告書 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト

 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト スタッフの菅家です。今回は、当プロジェクトの2012年度年次報告書がまとまりましたので紹介させて頂きます。

日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト 2012年度 年次報告書 リンク (別サイトへ移動します)

まえがきより一部抜粋
 ジェネラリストに興味のある学生、研修医にとって、年齢的にも身近な若手、直接学ぶ中堅指導医、そして医師としての背中をしっかりと見せるベテランなど、様々な世代のロールモデルに出会うことが重要である。現在の医学教育課程では提供されることの少ない「ロールモデルとの接点」を提供すべく、日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会は2011年3月、「ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト」を発足させた。
 結果、(2012年度は)35大学41回の勉強会・セミナーに関わることができ、のべ1,069人の医学生との接点を作ることができた。また、学生・研修医部会との連携では、9回の勉強会・セミナーを共催できた。各地域での勉強会・セミナーでは、幅広い参加者を集められるよう工夫し、医学生以外の参加者はのべ255人にのぼった。加えて、講師も若手だけでなく中堅・ベテラン医師から来日中の海外のジェネラリストまで幅広く企画・運営することができた。


2013年度も引き続き、全国各地で活動していきます。今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

2013年5月8日水曜日

6/8(土) 富山大学 家庭医療ワークショップ in とやま 〜ものがたりで診んまいけ〜

行脚プロジェクトスタッフの菅家です。
今回は、富山大学でのワークショップのお知らせです!

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◆◆ 家庭医療ワークショップ in とやま ~ものがたりで診んまいけ~ ◆◆

ものがたり診療所 佐藤伸彦先生と富山にゆかりのある家庭医の先生方と一緒に
家庭医療の楽しさやナラティブを学びましょう!!
夜は飲みながら熱く語り明かしましょう。
もちろんWSのみの参加もOKです。
詳細は決まり次第お知らせして行きます!
参加費は無料、当日の飛び入り参加も歓迎します!

【日時】2013年6月8日 10:00 ~ 17:30
※佐藤先生のものがたりワークショップは午後からのセッションになります。
午前中、ランチョンセミナーは富山にゆかりのある家庭医によるワークショップになります。
【場所】富山大学付属病院総合臨床教育センター
【対象】興味のある方どなたでもご参加になれます
【参加費】無料 (昼食もつきます)
【講師陣】
佐藤伸彦先生 ものがたり診療所
渋谷純輝先生 東京北社会保険病院
田村麻由子先生 城北病院
富山大学附属病院 総合診療部スタッフ
【主催】
富山 プライマリ・ケアを学ぼう会
【共催】
日本プライマリ・ケア連合学会ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【後援】
富山大学付属病院総合診療部

*懇親会について*
【時間】19:00~
【場所】
せん 富山駅前
富山市新富町2-4-1 ファーストレーベン新富町1-2F
050-5518-6698
http://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16000235/
【費用】4000円
(WS会場から送り迎えのバスが出ます)

*お申し込みについて*
当日飛び入り参加もOKですが、昼食、懇親会の人数確認のためなるべく事前の申し込みをお願いいたします。
お申し込みは以下のリンクからお願い致します。

申し込みフォーム

2013年5月3日金曜日

4/28-29 第4回 大学では教えてくれないウィメンズ・ヘルスWS in名古屋大学

04/28~29に名古屋大学で行いました「第4回 大学では教えてくれないウィメンズヘルスWS」について、
学生運営代表の名古屋大学医学部5年 五嶋 嶺がご報告させて頂きます。

参加者の満足度の平均点は108.2点と、過去最高点でした!
<第1回(岡山大学)103.9点→第2回(大阪市大)98.1点→第3回103点(東京女子医大)とほぼ100点満点に近くを毎回たたき出しています。>
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<勉強会名>第4回 大学では教えてくれないウィメンズ・ヘルスWS
<日時> 2013年04月28日(日)12:50~04月29日(月)13:00
<場所> 名古屋大学医学部附属病院 中央診療棟3階 講堂
<講師>
本山 哲也(亀田ファミリークリニック館山)
菅長 麗依(亀田ファミリークリニック館山)
中山 明子(大阪家庭医療センター・西淀病院)

講師とチューター11名
<チューター>
藤田 浩二(亀田総合病院 総合診療科)
小林 泰俊(耳原総合病院 小児科)
濵井 彩乃(亀田ファミリークリニック館山 家庭医)
新井 大宏(徳洲会地域家庭医療総合センター 榛原総合病院 家庭医療科)
花房 徹郎(西淀病院 家庭医)
渡邉 力也(市立福知山市民病院 総合内科)
山口 有紗(国立国際医療研究センター)
大木 乃理子(静岡こども病院 小児科)

<参加人数>
52名
(医学生:33名、看護学生:7名、その他医療系学生:2名、初期研修医:2人、医師3年目以降のオブザーバー:8名)

<後援>
避妊教育ネットワーク
名古屋大学医学部附属病院 総合診療科
日本家族計画協会
レジデントノート(羊土社)

<WS内容>
<04/28:1日目>
ナプキンの実習中
思春期「ライフスキル、ピアプレッシャー に打ち勝つ」
1−1『月経』
個人差がある月経において、医療が介入するという点に着目して「月経の正しい状態について」「医療機関にかかる必要がある月経状態について」を分かりやすく解説してくださいました。
中でも実際にナプキンがどれだけ吸えるのかを見る実験では、男性はもちろん、女性も意識することがない月経量の目安について認識することができ、参加者から驚嘆の声があがっていました。
その後行われた2人1組で月経歴を聞くロールプレイでは、患者もしっかりと把握しているとは限らず、月経歴を聞く難しさを実感しました。

デリカシーがない医者の
デモンストレーション中
<失笑がとまらず>


1−2『STD』
性感染症、主にクラミジアとHIV、PIDについて焦点を当ててレクチャーをしていただきました。
中でも、日本におけるHIV/AIDS患者の増加という事実は、参加者に強い衝撃になっていたように思います。
ロールプレイでは、sexual historyを取る難しさ、特に患者への適切な言葉遣いや態度を取ることの大事さを、医師役、患者役両方を経験することで実感を持って学ぶことが出来ました。

1−3「若年妊娠と避妊」
・若年妊娠と中絶の現状
・避妊法(コンドーム・ピル・IUD) 
10代の性行動と若年妊娠の現状を聞き、コンドームネゴシエーション(全員が女子の気持ちになって、彼から「コンドームを付けたくない」と言われた時の答え方を考える)を考えました。人によって様々な答え方があり、同時にネゴシエーションの難しさを実感しました。
その後様々な避妊法、特に低用量ピル・緊急避妊法についてレクチャーを受けました。ロールプレイでは、緊急避妊法を求めてきた患者への対応の仕方を練習しました。「緊急避妊法を求めて医療機関にかかった時こそが、普段の避妊法の指導を行える数少ないチャンス」と考え、緊急避妊法についての話から、いかに普段の避妊法のアドバイスまで行うかを試行錯誤しました。
特別ゲスト・鈴木富雄先生が!

②更年期+ヘルスメンテナンス「更年期を見分けよう」
2−1「疾患を知る」
・更年期
・うつ病
更年期の定義と、更年期障害についてレクチャーをしていただきました。原因や症状、鑑別や診断、治療法についてお話いただきましたが、「更年期を人生の転換期と捉える」という言葉が非常に印象的でした。

2−2「予防を知る」
・女性の癌(子宮頸がん、子宮体がん、乳がん)
・スクリーニング
・HPVワクチン
ヘルスメンテナンスの4原則を元に、スクリーニングや予防接種を中心にレクチャーしていただきました
また、パソコンやスマートフォンのアプリ「ePSS」を用い、米国で用いられる「USPSTF」で推奨される予防医療を検索、効果的なツールの使用の大事さを学びました。

③1日目のまとめ、各種勉強会宣伝
盛りだくさんの内容を簡単に復習することで、次の日に向けていい締めくくりを行えました。
夏セミの宣伝もばっちりさせていただきました♪

番外編「懇親会」
60人弱の参加者、講師が3時間ほど熱く語り合いました!

<04/29:2日目> 
④1日目のおさらい&アイスブレイク

⑤性成熟期「よりよい妊娠・子育てのサポート」
・出産前のケア
・妊娠中のケア
・出産後のケア
出産に関わる3つの段階について、「今やるべきこと」「今後のために伝えるべきこと」「家族を含めて介入すべきこと」という3つの視点から、患者さんに行えることについてグループディスカッションを行った上でレクチャーをしていただきました。合診療や家庭医療に興味がある学生が多いということで、産婦人科医でなくても、継続して気をつけられることの多さ、大事さ(まさに家庭医の真骨頂!)を丁寧に伝えていただき、多くの参加者が目を輝かせていました。

回答権のための
コーヒー缶の取り合い
⑥知識整理ゲーム Jeopardy(ジェパディ)!
2日間の知識の復習を、グループ対抗のクイズで行いました。たくさんの知識を吸収して頭も身体もヘトヘトになっているはずなのに、それを感じさせない盛り上がり具合でした。回答権を得るためのコーヒー缶の取り合いでは、中身が入ったスチール缶なのに、今までで1番凹んだと講師の皆様も驚くほどでした。また、クイズ自体も簡単なものから難しいものまで様々でしたが、皆2日間の知識を総動員して次々と答え、しっかりと学んだことが身になっていてすごいと感じました。




⑦2日間のまとめ
全てのレクチャーで「一目で分かる◯◯」というA4〜A3の見開きプリントがあり、WSが終わった後もウィメンズヘルスの流れがいつでも復習できる素晴らしい資料を用意していただきました。
学年や学部、将来の志望も様々な参加者でしたが、皆がウィメンズヘルスについて考え、今後に活かしていけるきっかけとなった素晴らしい勉強会だったと思います。
今回は2日間で参加者枠が埋まったこともあり、きっとすぐに第5回が日本のどこかで行われることでしょう。次回も盛会となることは間違いありません!
是非これからも、多くの学生がウィメンズヘルスについて考える機会に恵まれますように。