2011年7月8日金曜日

7月15日 藤田保健衛生大学 4年生講義

プロジェクトリーダーのかんけです。
梅雨ではありますが、気温の上がる日もあり、
熱中症に注意ですね・・・


さて、今回は新しいパターンです。
飯塚・頴田家庭医療プログラムの大杉泰弘先生から、
大学内での「講義」の連絡をいただきました!!!
これもまた、ジェネラリストの魅力ややりがいを伝える一つの方法だと思います!


日程:7月15日 13~14時半
場所:藤田保健衛生大学 講義室
対象:同大学4年生 100人
お題:家庭医療について


講義ですので、他の学年のみなさんが参加するのは難しいと思いますので、
他の学年の皆さんも参加できるような催しもできたらいいな、と思いました。


どのような講義になったか、報告いただければみなさんにもお知らせしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します!!



2011年7月7日木曜日

滋賀医大 家庭医療学習会第3弾「プライマリ頭痛診療」

プロジェクトリーダーの菅家です。

今日は、滋賀医大で月に1回行われている、
家庭医療学習会第3弾の報告が届きました!
中村先生、いつも報告ありがとうございます!

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京都家庭医療学センターのシニアレジデントの中村琢弥です。
2011628日に滋賀医科大学医学生に対して「頭痛診療」についての学習会を開きました。

本学習会は私の母校である滋賀医科大学の家庭医療勉強サークルであるFPIGや国際医療保険学習サークルであるTuktukの方々と協力し、20114月、5月と実施されました毎月一回の家庭医療学習会の第3弾になります。

今回は前回のアンケートで圧倒的に要望の多かった「頭痛診療」について、家庭医が診療するという視点から学習会を構成することとなりました。
いざ構成しようと思うとこれがまた本当に難しい…。特に今回は医学生の幅広い学年が参加する可能性が高く、その中で頭痛診療のどの部分をどのように勉強して頂くかはとても頭を悩ませました。色々考えた結果、話すポイントを3つに絞りました。

の名も「頭痛診療3つの極意」(中村命名)です。
1,危険な頭痛を除外する努力を怠らない。
2,頭痛=脳、とは限らない。
3,1次性頭痛の苦悩を軽んじない。

特に家庭医としては1次性頭痛への診療をきちんと行うことは強調したいものです。 これらを軸にして、症例ベースに楽しく議論しながらそのフレームワークを学ぶ会を目指しました。

すっかり定着してきた火曜日放課後のこの会ですが、当日は飛び入り参加もあり、なんと20人の参加となりました。事前情報では10人くらいと聞いていたので、資料を20人分しか用意していなかっただけにぎりぎりの人数でうれしい悲鳴でした。学年は予想通り1回生から5回生まで幅広く参加され、また看護学科の学生さんも参加されるなど、その進行の難しさを再認識して開始となりました。

基本スタイルはこれまで同様グループワーク方式として、なるべくスモールグループでのディスカッションの時間を多く設けました。出された意見はどれも否定せず、そこから学びに繋がる一言を抽出し、“承認のメッセージを送り続けることを意識しました。症例は全部で4つ、1例目はSAH症例で危険な頭痛の紹介とRed flag signの活用を、2例目は緑内障症例で頭痛は脳とは限らないことの強調(学生からの鑑別では帯状疱疹なども挙がりました。みんなすごい!)、3例目は片頭痛症例で診断基準を活かしての診療とそのマネジメントを学んで頂き、最後の4例目は応用編として片頭痛病歴の患者さんの頭痛薬による薬剤誘発性頭痛の紹介にて、頭痛診療の奥深さを体験して頂きました。

また今回もその議論を活性化するために、ラミネート加工した「頭痛カード(Red flag sign一覧と代表的な1次性頭痛の診断基準を網羅したカード)」を参加者個人用に作成し、同時にそれを会に参加してもらった方へのプレゼント(お土産)としました。
総じて会全体として、非常に大盛況のうちに終了しました。懸念していた低学年の反応もよく、「次も参加します!」との声をたくさんいただきました。4つの症例を体験するうちに頭痛診療においては問診がいかに大きな比重を占めるかが分かってもらえたようで、だんだんとするどい問診が飛び出すようになったこともファシリテートしていて非常にうれしく思いました。

Next Stepは今回少し欲張りすぎた内容だったかなということです。時間を守ろうとするあまりちょっと駆け足に感じた方もいたようだったので、そこは内容をセーブすることを検討すべきだったと思っております。またフレームワークに絞った内容だったので、ひとつひとつの疾患について詳しく学びたい人にとっては少し物足りなかったかもしれません。これらは真摯に受け止めて、90分間でどこまで高い学習効果を上げられるかということにこれからもチャレンジしていきたいと思います。

報告は以上です。今後もこの会は月一回で継続実施予定ですが来月は夏休みのため、次回は8月か9月になる予定です。

<京都家庭医療学センターのブログ記事はこちら>


2011年7月6日水曜日

7/24 家庭医療セミナー・夏・in 京都府立医科大学


引き続き、行脚プロジェクトリーダーの菅家です!
今日はこの投稿と、大分家庭医療ワークショップの投稿がありますので、
一つ前の投稿もぜひご覧下さいね!

京都府立医科大学でのセミナー予定が届きました!!
お近くの学生の皆さん、そして協力していただける医師の皆さん、
ぜひご参加ください!

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こちら京都家庭医療学センターの中村琢弥です。

この度、関西は京都の地で医学生向けの家庭医療学セミナーを開講することが決まりました!
現在鋭意内容を熟考中となっております。
つきましては、以下の内容をまた
お近くの医学生の方に告知いただき、
京都府立で熱いWSに触れていただけますようおすすめいただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

また現在本ワークショップでは学習会でのファシリテーター及び
懇親会で医学生とざっくばらんに交流いただける家庭医(レジデント)の皆様を募集しております。
よろしければ京都にて医学生と交流して、熱い夏を過ごしませんか?
こちらも参加者ともどもどしどし募集中です。

どうぞよろしくお願いいたします。

以下、告知文章です。
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『知ろう!触れよう!実感しよう!家庭医療学!!』
家庭医療セミナー -夏- 
in 京都府立医科大学

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日時:2011年7月24日(日) 10:00~16:00(予定)
場所:京都府立医科大学 基礎医学学舎 第1演習室
http://www.f.kpu-m.ac.jp/j/modules/pico/index.php?content_id=51

講師陣:(順不同)
松井 善典 (北海道家庭医療学センター フェロー 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医)
玉井 友里子 (兵庫民医連家庭医療学センター シニアレジデント)
中村 琢弥 (京都家庭医療学センター シニアレジデント)


協力:FPIG関西 (http://fpig.blog112.fc2.com/

参加費:500円(予定)

タイムテーブル(予定):
9:30 受付開始
10:00 ~ 11:30 WS①
11:40 ~ 12:40 WS②前半
12:40 ~ 13:20 昼食
13:20 ~ 14:20 WS②後半
14:30 ~ 15:50 WS③
15:50 ~ 16:00 質疑応答
(17時から先生方も交えて希望者で懇親会も開きます。
会費3000円程度の予定です)

メインテーマ:
『知ろう!触れよう!実感しよう!家庭医療学!!』

内容:

WS①
【一気にわかる!日本の家庭医療~過去、現在、未来~】
 (セッション担当 松井 善典 他)

『カテイイとかカテイイイリョウって聞いたことはあるけど、一体何なのかわからない!!』
『どんな医師なのか?どんな医療なのか?イメージがつかない!!
『日本ではどんな現状なの?世界では?』
そんな医学生さんに届けるための、これさえ聞けば家庭医療の基本がわかる!! レクチャー&WSです。
今回は、日本と世界の家庭医療の歴史を紹介し、現状を見つめ、
そして未来への展望について分かりやすく、ダイナミックに紹介します。
大学では経験しにくい医療、出会いにくい医師像がそこにあります。
みなさんにとって学びと気づきがたくさん生まれるひと時にしましょう!!

WS②
【家庭医の研修~その後をみてみよう☆】 (セッション担当 玉井 友里子 他)

家庭医の研修ってどんなの?
専門医って?それからどんな風に働くんだろう?
そんな疑問のあるあなた→
3人の違った道を歩んでいる家庭医研修医、専門医がお答えします☆

WS③
【チャレンジ!色とりどりの家庭医ケース!!】 (セッション担当 中村 琢弥 他)

本日最後のセッションは日本で活躍する家庭医レジデントが
実際に体験した家庭医ならではのケースを皆さんと一緒にチャレンジしていただきます!
バラエティーに富んだケースに、家庭医療学の色とりどりのエッセンスを交えて、
気軽に楽しく家庭医療学の臨床を体験出来る時間を一緒に過ごしませんか?

申込先:下記フォームに入力ください。
http://my.formman.com/form/pc/chpsdi4PKKAXpYPb/
(申し込みが定数になり次第、応募を締め切らせていただきます)

問い合わせ先:
FPIG関西:knootk@gmail.com(大竹)


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特に京都府立医科大学の学生の皆さん、
講師メンバーの顔ぶれからは、楽しい時間を過ごせるのは確実です!
ぜひご参加ください!

開催報告 6/11 大分家庭医療ワークショップ

プロジェクトリーダーのかんけです。
7月2日、3日の学会に参加された皆さん、留守を守っていた皆さん、お疲れさまでした!
3学会が合併して2年目に入り、合併したことのいい点が沢山見えた学術大会だったと感じます。

私たち行脚プロジェクトも、今後も一歩一歩やっていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願い致します。

今回は、6月11日に行われました大分大学でのワークショップ報告が届きました!
中心になって動いていただいた、岡山家庭医療センターの藤谷先生、ありがとうございます!

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定員をオーバーする申し込みを頂き、大分大学だけでなく
佐賀大学、熊本大学、産業医大からも参加を頂き、
とても盛大な会を開催することができました。
また、PCATへの募金も頂きましたので、後日募金させて頂きたいと思います。

以下開催報告です。

<勉強会名> 大分家庭医療ワークショップ
<日時> 2011611
<場所> 大分大学医学部
<代表・連絡先> 藤谷直明 岡山家庭医療センター 後期研修医
                  
<講師>
田中 久也(岡山家庭医療センター 津山ファミリークリニック所長)
吉本 尚(三重大学医学部付属病院総合診療科)
赤岩 喬(宇和島徳洲会病院)
松坂 英樹(岡山家庭医療センター 湯郷ファミリークリニック)
大倉 佳宏(岡山家庭医療センター 奈義ファミリークリニック副所長)
吉田 伸(飯塚・頴田家庭医療プログラム後期研修医
玉井 友里子(兵庫民医連家庭医療学センター後期研修医 )
岡田 奈保子(岡山家庭医療センター後期研修医)
藤谷 直明(岡山家庭医療センター後期研修医)

<参加人数(学部別)>
医学部34名(うち大分大学27名、佐賀大学5名、産業医大1名、熊本大学1名)、初期研修医1


参加者の皆様のお陰でとても盛大な会が催せました。

とても活発に議論が行われ、
学生も楽しそうに参加していました。
その後の懇親会も盛況で、夜遅くまで家庭医療について語り明かしました。

そのお陰もあり、現在大分大学医学部では家庭医療を学ぶサークルをつくろうとのことで、
学生がサークル化に向け動いております。
今後の大分が楽しみです!

年1回の開催を目指したいと思いますので、
80大学行脚プロジェクトスタッフの皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。


今回、岡山家庭医療センター、大分大学医学部附属病院総合診療部の協力、
またNPO法人大分県地域医療の研究を支援する会からの後援を頂きました。
誠にありがとうございました。

最後に学生の皆様、講師の先生方、大分大学の先生方、医局秘書の皆様、
お陰さまで本当にいい会ができました、ありがとうございました。

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頂いた報告から一部抜粋して掲載しました。
行脚プロジェクトは、微力ながら大分のみなさんのお手伝いをできればと思いますので、
今後ともよろしくお願いします!