2011年6月26日日曜日

6月11日 ジェネラリスト勉強会@慶應大学 開催報告



80大学行脚プロジェクトスタッフの宇井です。
関東初のジェネラリスト勉強会、大変盛り上がりました!! 
開催報告です。
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「家庭医&総合診療医 入門セミナー ~病院・島・海外、色んな視点から見てみよう~」
日時:2011年6月11日(土) 12:30-18:00 
場所:慶應大学 信濃町キャンパス
参加者:43名
医学生:34名(1年:4名、2年:3名、3年:5名、4年:4名、5年:10名、6年:8名)
研修医:2名
講師:5名(特別ゲスト:松村真司先生)
その他:2名
★学生同士によるアイスブレーキング(埼玉医大学生有志)
学生さん同士の和気あいあいとした雰囲気の中、お互いの第一印象などを述べつつ、笑いの絶えないアイスブレーキングができました。
 
★学生同士によるグループディスカッション「理想の医師とは?」(自治医大学生有志)
講師からのレクチャーの前に、現時点での自分の思い描いている理想の医師像を確認。マインドマップ形式でどんどん広がってゆきました。この後の講師セッションにうまくつないでくれたと思います。
★家庭医療とは?[米国家庭医療の概論を含む]
 (新井大宏先生:静岡家庭医養成プログラム チーフレジデント)
日本・米国を対比した家庭医療の歴史から、家庭医の広範な守備範囲とその魅力を余すことなく伝えて下さいました。最後の6名の患者さんについては一つ一つの症例についてどのように対応するのが良いかディスカッションが行われましたが、最後に「実はこの6人は一つの家族なんです」と。実践的な家庭医療的アプローチをとてもわかりやすく疑似体験することができました。
★PCFM-netについて、松村医院について【飛び入り企画】
 (PCFM-net代表・松村医院:松村真司先生)
松村医院で地元密着の家庭医療を実践されると共に様々な大学や勉強会で講師をされている松村先生に飛び入りでお話して頂きました。松村先生が代表を務められている、学生さんの有用な見学施設リストのPCFM-netの紹介に続いて、松村医院の普段のお仕事の様子をお話し頂き、レベルの高い本物の家庭医の魅力を感じることができました
★病院のジェネラリストについて
 (土田知也先生・堀越健先生:川崎市立多摩病院 総合診療科レジデント)
病院中心に、総合診療科で活躍されているお二人によるWS。はじめに土田先生から普段診療されている多種多様な患者さんとその背景をご紹介頂き、続いて堀越先生による嚥下機能低下で胃瘻検討症例のディスカッションがありました。一筋縄ではいかない症例に、学生さん達の真剣な表情が印象的でした。堀越先生からまさかの結婚報告も飛び出し、大いに盛り上がりました!
★東京都のへき地医療と離島医療の魅力
 (宇井睦人:都立多摩総合医療センター 救急総合診療シニアレジデント)
最初に東京都のへき地(主に山間部と伊豆・小笠原諸島)医療とその代診医制度などについて説明し、続いて自身が体験した離島医療とその魅力を小笠原を中心に海や船の写真を多く取り入れつつご紹介しました。「島で医療に行うにあたり、あなたに必要なこと」についてグループディスカッション後、最後に「島で必要なことは、実はどこにいても必要なことでは?」という気づきを促しました。
☆懇親会
JR信濃町駅近くにある、居酒屋「ジョン万次郎」で懇親会。
嬉しいことに多くの大学から勉強会の依頼を頂き、学生さんの熱意をひしひしと感じることができた会でした!!
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