2012年11月29日木曜日

12/8 宮崎大学 第9回ざっくばらん家庭医療勉強会×第17回宮崎救急プライマリケア研究会


プロジェクトスタッフの菅家です。
12月8日(土)に宮崎大学で行われる、宮崎救急プライマリ・ケア研究会と当プロジェクト(九州地区で「ざっくばらん家庭医療勉強会」を展開中)のコラボ企画のお知らせです。

(告知が遅くなり、参加申込み締切日を過ぎてしまい申し訳ありません。参加希望の方は主催の宮崎救急プライマリケア研究会へお問い合わせ・ご相談頂ければありがたいです。)

==

このたび、ざっくばらん家庭医療勉強会と宮崎救急プライマリケア研究会がコラボして勉強会を開催することとなりました。ざっくばらん家庭医療勉強会に関しましては、宮崎大学での開催は今回が初めてとなります。

そして、特別ゲストとして水戸協同病院の德田安春先生をお招きしております。本研究会のカンファレンスにも参加して頂きますので、あの「Dr. G」が体験出来る・・・かも。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第9回ざっくばらん家庭医療勉強会×第17回宮崎救急プライマリケア研究会

日時:2012年12月8日(土曜日)
・午前10時受け付け開始
・プログラム
 10:30-10:40 開会挨拶
 10:40-12:00 「家庭医って何? 病院総合医って何?」
  講師:飯塚病院 総合診療科 吉田伸 先生
 12:00-13:00 昼食(クイズ大会を企画しています)
 13:00-14:45 「臨床推論」
  講師:筑波大学水戸地域医療教育センター教授、水戸協同病院総合診療科 德田安春 先生
 15:00-16:45 「第17回宮崎救急プライマリケア研究会」
  講師:本研究会 担当医師
 17:00-18:00 「家庭医と地域医療」
  講師:美郷町役場 西郷病院 総院長 金丸吉昌 先生
 18:30-  懇親会

・場所:宮崎大学医学部附属病院 臨床講義室205教室(清武キャンパス)

・参加申し込み:リンク先の宮崎救急プライマリケア研究会HPよりお願いいたします。
http://goo.gl/1Gk3H

・参加費:
学生、看護師、コメディカルスタッフ、救命士 1,000円  医師 1,500円 ※弁当が不要な方は500円引きです。
懇親会費 3,000円

・参加締め切り:11月24日(土)

※注意事項
・昼食は、お弁当を準備しております(参加費に入っております)。
・駐車場は、医学部付属病院の一般駐車場をご利用下さい。チケットを会場にお持ち下さい。
・会場の場所や駐車場の利用方法が分からない方は、備考欄にご記入ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たくさんのご参加をお待ち致しております。

・お問い合わせ:リンク先の宮崎救急プライマリケア研究会HPよりお願いいたします。


--
共催 第9回ざっくばらん九州家庭医療勉強会IN宮崎
後援 日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト全国80大学行脚プロジェクト、宮崎大学医学部救急災害医学講座

2012年11月28日水曜日

開催報告 愛媛大学「ジェネラるえひめ」


プロジェクトスタッフの菅家です。
11月24日に愛媛大学で開催されたプライマリ・ケアワークショップの報告を、
愛媛大学5年の東野さんから頂きました!ありがとうございます!

====
私自身が九州の「ざっくばらん家庭医療勉強会」に2回参加し、このような勉強会が四国、愛媛にもあればいいなと思い、飯塚・頴田(かいた)家庭医療プログラムの吉田伸先生に企画をお願いいたしました。

【勉強会名】ジェネラるえひめ”プライマリ・ケア勉強会 in 愛媛”
【場所】愛媛大学医学部
【主催】愛媛大学プライマリケア勉強会 CLE
【共催】愛媛大学地域医療学講座、日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト
【参加者】29名
学生19名、うち愛媛大学医学部学生14名、他大学学生5名
医師:10名(講師5名含む)

【セッション1】”愛媛の地域医療の現状”
愛媛大学医学部地域医療学講座の川本龍一教授に、愛媛の地域医療の現状と展望についてご講演いただきました。愛媛県の人口や医師数の詳細なデータを基に概説していただいた後に、医師としてのプロフェッショナリズムの必要性について、社会からどういう期待をされているかという点もふまえてお話いただきました。そして、地域医療・家庭医と専門医とを対比しつつ、その2種類のマインドを持つことが重要であると教えていただきました。

【セッション2】”悪性腫瘍の外来診断(いつ疑い、どう説明し、紹介するか)”
飯塚・頴田家庭医療プログラムの吉田伸先生、松口崇央先生に、悪性腫瘍の外来診断についてレクチャーしていただきました。癌の中でも大腸癌にターゲットを絞り、その疫学について概説していただきました。その後、便秘が主訴の症例を通じて、どのような鑑別診断が挙るのか、どのような症状で大腸癌を疑うのかということを教えていただきました。次に、症状はないが大腸癌が心配という症例を通じて、大腸癌がん検診の流れや特徴、便潜血検査、全大腸内視鏡検査について米国のガイドラインも紹介しながら説明していただきました。最後に、2人1組になって医師が患者にがん検診の説明をするロールプレイを行いました。

【セッション3】”解釈モデル入門編”
愛媛生協病院の山本美奈子先生に解釈モデルのレクチャーをしていただきました。まず2日前からの咳嗽が主訴の風邪の症例を通じて、主訴と受診動機がイコールでないことを示されました。その受診動機を知るための方法として、「患者中心の医療」を紹介・説明していただきました。そして患者中心の医療技法の中でも、「疾患と病いの経験を明らかにする」という点について「FIFE」や「かきかえ」などの語呂を交えて教えていただき、先の症例の解釈モデルを検討しました。次に主訴が頭痛の症例についてグループごとに解釈モデルを探り、患者の不安を理解するための問診を考え、患者中心の医療についての理解を深めることができました。

どのセッションでも、病気を診断・治療するだけではなく、その患者さんの不安や期待に対しても対応する、全人的医療の大切さが強調されていました。

最後に十全総合病院の浅羽宏一先生に、今後も愛媛からプライマリ・ケアを発信できたら、というお言葉をいただき閉会となりました。

その後も懇親会で多くの意見が交わされ、非常に熱い夜となりました。

ご参加いただいた皆様、企画にご協力いただいた講師の先生方のおかげで、このような素晴らしい会が開催できました。皆様本当にありがとうございました。

文責:代表世話人 愛媛大学5年 東野 誠

2012年11月15日木曜日

11/25 福島医大 臨床留学セミナー(福島医大プライマリ・ケアを学ぼう会主催)


プロジェクトスタッフの菅家です。

今回は、福島医大の学生サークル「プライマリ・ケアを学ぼう会」との共催で、亀田ファミリークリニック館山 岡田唯男先生のセミナーのお知らせです!

=====
福島県立医科大学 プライマリ・ケアを学ぼう会よりお知らせです!

今回は、「臨床留学」をテーマに鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 院長 岡田唯男先生をお迎えして、セミナーを開催します。

岡田先生は、医学部卒業後3年目に米国へ臨床留学、米国家庭医療専門医の資格を取得し、かつ公衆衛生学修士課程を修了して帰国されました。現在は千葉県館山市の亀田ファミリークリニック館山で家庭医療の実践、後進の育成に尽力されています。

岡田先生のご経験から、日本の医学部で学ぶ私たちにとって情報の少ない臨床留学についてご講演頂きます。また、岡田先生は日本における家庭医療の先駆者のお一人ですので、家庭医療についてのお話も頂きます。

他大学からの参加、医学部学生以外の参加も大歓迎ですのでぜひご参加ください!

===
福島県立医科大学 プライマリ・ケアを学ぼう会
「臨床留学セミナー」


講師:鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 院長 岡田唯男先生
内容:米国臨床留学、家庭医療について


場所:福島県立医科大学 新第一講義室
(福島駅東口バス乗り場「5番ポール」から福島医大方面 約30〜40分
 「医科大学前」下車 徒歩1分 時刻表 
 自家用車での参加も可能です 無料駐車場あり)
日時:2012年11月25日(日)9:00〜11:00
参加費:500円(予定)

主催:福島県立医科大学 プライマリ・ケアを学ぼう会
共催:日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部会 ジェネラリスト80大学行脚プロジェクト

前日 11月24日(土)21時より、福島駅前で岡田先生を囲んでの懇親会を予定しています。セミナー参加ご希望の方、懇親会だけでも参加希望の方は、下記メールアドレスまでお名前、ご所属をご連絡ください。

tennis08222000(あっとまーく)hotmail.co.jp (福島医大 猪股)

よろしくお願いいたします!

12/2 京都大学 日本PC連合学会学生研修医部会 関西支部 第3回家庭医療ワークショップ


プロジェクトスタッフの菅家です。

当プロジェクトは、日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会の活動をサポートしています。今回は学生・研修医部会関西支部主催のワークショップのご紹介です!

ぜひご参加ください!

*************************
日本プライマリ・ケア連合学会  学生・研修医部会 関西支部主催
第三回 家庭医療ワークショップ 京都大学

共催
日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部会 80大学行脚プロジェクト
*************************

日程 : 2012年12月2日 (日) 13時開始(17時30分頃の終了予定)

開催場所 : 京都大学 医学部人間健康科学科キャンパス 杉浦ホール
テーマ  : 行動変容
参加対象 : 医療系学生・医師 (学年不問)

参加費用 : 500円

講師 : 「特集」の部
 京都家庭医療学センター(KCFM)       
 宮川 卓也 先生  佐々木 隆史 先生  瀧本 しおり 先生  高木 幸夫 先生

    「連載」の部
 大阪家庭医療センター  
 財団法人 淀川勤労者厚生協会 ファミリークリニック なごみ
 大島 民旗 先生

【本WSの主旨と特色】

今年度全5-6回シリーズで開催予定の日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会関西支部の3回目のWSです。
この勉強会は全てシリーズものとして企画され、各勉強会は、毎回3時間程度の「特集」としてのWSと、30分程度の「連載」として家庭医の先生方による各プログラムと活動のご紹介がセットで企画されております。
「特集」の部は、家庭医の先生方が日常の診療で大切にされていらっしゃる家庭医の基礎となる概念や、診療で普段使っていらっしゃるスキルを学生が学ぶ目的を、「連載」の部は、以下の如く毎回一つずつプログラムをリレーし、その先生方がなぜ、家庭医をされていらっしゃるのか、その組織の魅力は?等を語っていただき、医師とプログラムの両面から家庭医と家庭医療の魅力を学生たちに伝えていただくという目的を持っております。

特集の年間予定 FAMILY(各回の頭文字を連結)
1) 家庭医療とは?: 「家庭医療とは?Foundation」 6月24日実施
2) 患者中心の医療:「ARC/SDM」 PCCMの初回、1年後、5年後 9月16日実施
3) 行動変容:「Motivation」 本WS 12月2日実施予定
4) 他職種連携, 家族志向型のケア:「Interdisciplinary」「Lifecycle&Love」1月実施予定
5) みんなの一年:「You」 2月実施予定

******** 特集部門の 高木先生より一言 **********
テーマ  わかっちゃいるけどやめられない 〜明日から使える行動変容促し術〜

今回のワークショップは、行動変容についてです。行動変容とは、一言でいうと、良くない行動を良い行動に変えることです。良くない行動なら、良い行動に変えるのは当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、人間は習慣の動物ですから、習慣とは恐ろしいもので、頭でわかっていてもすぐには変わらないものなのですね。しかし、健康を守る医師としては、健康に有害な習慣は、変えて欲しいと思いますよね。そこで、「行動変容の効果的な手法を知る」を目標として、誰でも行動変容へのアプローチができるようになるWSを企画しました。皆さんの積極的な参加を期待します!
**********************************


********* 連載部門の 大島 民旗 先生より一言 ******
大阪家庭医療センター、ファミリークリニックなごみで院長をしています大島 民旗と申します。京都は私が学生時代を過ごした第二の故郷みたいな土地で、今回お話の機会を頂いたことを、うれしくかつありがたく思います。
医師になってから23年目、自分のジェネラリストへの転機は10年前に訪れました。
自分がなぜいまの道を選び、何を楽しく(苦しく?)思っているかなど、ざっくばらんに伝えられればと思います。
ツッコミ大歓迎です。よろしくお願いします!
**********************************

【タイムスケジュール】
  
12:30〜13:00: 受付
13:00〜  : 開会の挨拶、関西支部勉強会開始 「特集」の部    
京都家庭医療学センター  宮川 卓也 先生
※中休み一回あり (14:30~15:00)
16:00〜16:30: 「連載」の部  大阪家庭医療センター   大島 民旗 先生
(*16:30〜16:40:休憩)
16:40〜16:50: 連合学会 学生部会 関西支部の活動説明
16:50〜17:00: 記念写真の撮影
17:00〜17:20: アンケート記入
17:20~17:30: 閉会の挨拶
17:30〜18:00: 懇親会会場へ移動
18:00〜20:00: 懇親会 

終了後は懇親会を予定しております。
勉強の後は、先生方・各大学の学生で熱く語り合いましょう!!

********************************

【参加方法】専用のフォームに登録し、送信してください。

フォームのリンク
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dG5yM1lzR2x0ejgydFJRX21OODJSZHc6MA

2012年11月7日水曜日

11/23 奈良医大 "Thinking Like a Primary Care Physician" Workshop

行脚プロジェクトスタッフの菅家です。
11月23日、奈良医大で開催されるワークショップの紹介です!

===
聖路加国際病院のClinical Reasoning Workshopの主催者としても有名な、Gordon Greene先生を米国からお招きし、ワークショップを開きます。

Greene先生は日米の家庭医療や医学教育に精通され、医学教育の世界では非常にご高名な先生です。大変親しみやすいお人柄の上に、日本のこともよくご存知で、日本の医学教育の改善に尽力されています。

今回のワークショップのテーマは"Thinking Like a Primary Care Physician"!

当日は日本で家庭医として活躍されている先生にもご協力頂き、参加者の皆さんに、プライマリ・ケア医の頭の中を覗いて頂きながら、実際にどのように患者さんとコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていくか考え、実践して頂く参加型のワークショップを予定しています。

コミュニケーションスキル、家庭医療、医学教育、留学などに興味がある学生、研修医、指導医の先生方は是非お越し下さい。英語が苦手な方も問題ありません。Greene先生は安心して自由に話せる雰囲気を作って下さいますし、可能な限りこちらでもサポートさせて頂きます。この機会をお見逃しなく!

日時: 11/23(金) 10:00~16:00 (9:30~ 受付)
●場所: 奈良県立医科大学臨床研修センター
●参加費: 1000円 (当日受付にてお支払いをお願いします)

●講師紹介
Clinical Professor of Family Medicine at the University of Wisconsin School of Medicine and Public Health Gordon Greene先生
尼崎医療生協病院 玉井 友里子先生
弓削ファミリークリニック 寺岡 英美先生
大阪家庭医療センター 中山 明子先生

何かご質問などがございましたら、以下までお問い合わせ下さい。
奈良県立医科大学6年 穂積拓考 (thodumi.0308 あっとまーく gmail.com)

お申し込みはこちらからどうぞ。

11/23 順天堂大学 学生・研修医部会関東支部 家庭医療×行動変容~家庭医療の学び場×情熱のたまり場 Episode.3~

行脚プロジェクトスタッフの菅家です。
続々とイベント告知が届いています。

このブログ左サイドバーに、カレンダーが設置されており、
全国でのイベントが一覧できますので、どうぞご利用ください!

さて、今回は日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会関東支部企画、
11月23日順天堂大学で開催のイベントのお知らせです!

〜〜


11月23日【東京 順天堂大学】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■宣伝
「家庭医療×行動変容
 ~家庭医療の学び場×情熱のたまり場 Episode.3~」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回の会場は順天堂大学です!
Episode.3では家庭医療を「行動変容」という視点から考えていきます.多数のご参加をお待ちしております.

http://blog.livedoor.jp/primarycare_student/archives/19121292.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
学生・研修医部会関東支部 勉強会開催の御連絡です。

今回、家庭医療を「行動変容」という視点から考えてみようと思います。

行動変容とは、簡単にいうと習慣化された行動パターンを変えることです。最も簡単な例が禁煙です。

勉強会では、家庭医療と行動変容の基本から家庭医療と行動変容の関わり、どのようなプロセスで患者さんに行動変容してもらうのかを受講者も参加しながら学びます。

行動変容って聞いたことあるけどあまりよくわからない方や、行動変容って言葉自体聞いたことないという方、大歓迎です。

その前に家庭医療って何だろうという方も一緒に学びましょう。

『家庭医療×行動変容~家庭医療の学び場×情熱のたまり場 Episode.3~』

【日時】
11月23日(金)(勤労感謝の日)

【場所】
順天堂大学8号館1階3番教室
交通アクセス http://www.juntendo.ac.jp/info/access/index.html

【当日スケジュール】
12:30~13:00 受付   
13:00~18:30 講演会   
19:00~21:00 懇親会

【講師紹介】
新井大宏先生
山梨医科大学(現山梨大学医学部)出身。初期研修は2年間埼玉で行い、3年目で沖縄の米国海軍病院勤務。現在は静岡家庭医養成プログラム後期研修医/ミシガン大学医学部家庭医学科アカデミックフェローにいらっしゃいます。行動変容を担当していただきます。  

遠井敬大先生
埼玉医科大学出身。一昨年家庭医療専門医を取得し、川崎で家庭医としてご活躍中。将来の目標は埼玉県で家庭医療プログラムを立ちあげること。家庭医療・家庭医についての概論を担当していただきます。  

【参加費】   
講演会 無料        
懇親会 4000円(参加者のみ)

【定員】30~40名程度
【対象】医療系学部生及び医療従事者
【申し込み】http://my.formman.com/form/pc/honF2kNioNE22eaH/

皆様の参加をスタッフ一同心待ちにしております。当日皆様とお会いできることを楽しみにしております。

2012年11月6日火曜日

開催報告 10/28 金沢医科大学 北陸3県家庭医療ワークショップ


行脚プロジェクトスタッフの菅家です。

金沢医科大学で行われた家庭医療ワークショップについて、
企画に関わってくださった 寺山さんから
報告をいただきましたので紹介します!!

寺山さん、ありがとうございました!
==

はじめまして金沢医科大学4年の寺山敦之と申します。
今回、【北陸3県家庭医療WS】を開催させていただいたので報告します。

【企画への経緯】
 自分自身が家庭医療について1年ほど前から少しずつ学ぶ機会を得て、より多くの学生に普段の授業で学ぶ機会のない家庭医療というジャンルについて知ってもらいたいと思い、金沢医科大での企画を依頼させてもらいました。特に今回の企画のあと押しになったのは、夏期セミナーのときに中部地区で集まったときの熱い気持ちでした。

---
【概略】
勉強会名:北陸3県家庭医療ワークショップ
日程:10月28日(日)
場所:金沢医科大学病院新館 12階 会議室

参加者
学生:金沢医科大=12名・福井大=4名・富山大=4名
(学年別:1年生から順に3,1,7,7,1,0名)
講師の先生:5名
*今回の企画にご協力頂いた金沢医科大学総合内科の先生方など4名の先生にも聴講してもらいました

【タイムテーブル】
12:30-     受付
13:00-13:15  ice break(=自己紹介)(学生)
13:15-14:15  北陸のプライマリケアや家庭医療の実際 #1(井階先生・三浦先生)
14:30-16:00  総合診療・家庭医療カンファ体験(小浦先生・井階先生)
16:15-17:15  北陸のプライマリケアや家庭医療の実際 #2(本多先生・小浦先生・吉岡先生)
17:15-17:35  80大学行脚プロジェクトについての説明・その他宣伝など・集合写真
18:30-20:30  懇親会

【ご協力頂いた講師の先生方】
けいじゅファミリークリニック 吉岡哲也 先生
十勝いけだ地域医療センター 三浦太郎 先生
富山大学附属病院 総合診療部 小浦友行 先生
恵寿総合病院 本多由季恵 先生
福井大学医学部地域プライマリケア講座/高浜町和田診療所
 井階友貴 先生

---

@内容@

学生【ice break(=自己紹介)】
自己紹介に加えて、家庭医療へのイメージや自分の育った地域について少し話してもらい、次に各テーブルの初参加の学生に印象を述べてもらいました 初対面の人が多い中で緊張をほぐすと同時に、参加者の心の中で、その印象が今回のWSでどのように変わるかに注目してもらえたえたらなと考えて行いました 実際初めの静けさは休憩時間には無くなっていました
---

井階先生【地域のお仕事】
実際の診療や症例ついて触れながら、家庭医療の特徴についてわかりやすく説明して頂きました。スライドにも大きく書かれていた専門医からの「視点の変化」に気付いてもらえたと思います。また家庭医療の特徴である「何でも誰でもずっと診る」というイメージを学生にもってもらえたと思います

---

三浦先生【家庭医の色んな働き方】
地域診断についての体験を行いました ある地域へどのような医療が必要かグループで意見を交わし合いました 各グループでの意見がかぶらないほど様々な意見が出て、地域のニーズというものにどのように取り組んでいくのかを学べたと思います 「患者(地域)に応じて自分を変える」というメッセージも頂きました

---

小浦先生・井階先生【症例模擬カンファレンス】
同一症例を呈示して頂き、鑑別診断パートを小浦先生に、家庭医療パートを井階先生に解説していただきました 鑑別診断パートではSQなどの手法を用いて、どのように問診していくか、主訴についてどのようにアプローチしていくか、についてグループワークを行い説明して頂きました 一方、家庭医療パートでは、家族図やBPSモデルに基づいて患者の治療方針を決定していくかについてだけでなく、その家族の不安や負担についてもグループワークを行い説明して頂きました どちらのパートでも、学生の意見交換が活発に行われていました

---

本多先生【家庭医の研修について】
現在恵寿総合病院で研修されているため、家庭医の研修内容を中心に話をしていただきました 学生も実際の研修について具体的にイメージできるようになったと思います また学生のうちにできることについても少し話して頂きました

---

小浦先生【病院総合医って、どんな仕事?】
病院総合医について話していただきました 実際の病院総合医での取り組み、またそこでの変化から、実際にどのよう患者さんを診るのか、病院総合医の魅力とつらいところについて語って頂きました

---

吉岡先生【実際の診療と研修】
恵寿総合病院での診療、テレビで取り上げられたときのビデオを見ながら、実際の診療を拝見させてもらいました また家庭医の研修医を育てる仕組みや実際にどのようなことを行っているのかについても説明していただきました


【反省と感想】
反省点としては、準備時間を少なく見積もっていたことや悪天候などもあり、開始時刻が遅れました。その一方で「密度の濃い半日になった」「新しい視点をもてた」との声を参加学生からも頂きました。
参加した学生も積極的に取り組めていて、双方向のやりとりの多い時間を過ごせたと思います 初めて今回のような企画を開催させて頂いて、戸惑うことも多い半面それ以上の充実感を得ることができました 今後も今回のような企画をしていけたらと思います。


最後に今回WSを開催するにあたってお世話になった先生方に、特に井階先生に、この場を借りてお礼申し上げます。