プロジェクトスタッフの菅家です。
旭川医科大学の学生サークル「プライマリ・ケアを学ぶ会」が中心となって開催した勉強会の報告をいただきました!
作成いただいた宮内さん、ありがとうございました!!
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【実施概要・目的】
今回は日本プライマリ・ケア連合学会 全国80大学行脚プロジェクトのお力をお借りして、講師に北星ファミリークリニックの八藤英典先生をお迎えし、旭川医科大学の学生がプライマリ・ケアを学ぶことを目的に開催した。
【主催】 旭川医科大学 プライマリ・ケアを学ぶ会 主催
【日時】 平成25年6月13日(木)19:00~21:00
【会場】 旭川医科大学 講義実習棟第三講義室
【参加者】 旭川医科大学の学生(医学科12名、看護科2名)
【実施内容】
まず、「食欲がない」という主訴の83才男性の患者さんに何を聞くか考えることから始まった。講師が患者役・学生が医師役となり問診のロールプレイという形で行われた。ある程度質問が出たところで、グループを作りさらにどのような質問をするか・どのような疾患が考えられるかなどについて話し合い、それを発表した。学年・学科が様々な学生でグループを作ることで互いに違う視点からの意見を聞くことができた。その後さらにどのような検査が必要かをグループで話し合った。最後に、診断をつけ、その後のケアについては次回の勉強会で学ぶこととなった。
【振り返り】
今回の勉強会は、旭川での家庭医療の勉強会としては珍しく旭川医科大学内での開催であった。そのためか、平日の勉強会であったにも関わらず看護学生2名を含む14人の学生が参加した。アンケートでは、また大学で開催してほしいとの声もあった。
内容については架空の人物についての診断を進めていくことで、今後が気になるという声がいくつかあり、次回以降の勉強会にも興味を持ってもらえたようであった。「診断」に重きを置いた勉強会であったため下級生は少し難しいと感じたようだった。しかし、グループワークでわからないことを上級生に質問し、新しい知識を得たこと、説明する側も知識の整理ができたことで互いに実りの多い勉強会であった。
今後の課題としては、参加者のほとんどが3,4年生と学年に偏りがあり、多学年にも興味を持って参加してもらえるような広報の仕方を考えていく必要があると思われた。また、診断学となると臨床の講義を受けていない学年には内容が難しいと感じられるようであったため、低学年でも参加できるような工夫が必要であると感じられた。
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