2012年5月14日月曜日

開催報告 滋賀医科大学 SUMS家庭医療レクチャー

80大学行脚プロジェクト スタッフの菅家です。
今日は、滋賀医科大学で定期的に行われている家庭医療レクチャーの
報告をいただきましたので紹介します!


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弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センターの森洋平です。
4月24日に滋賀医科大学にて第9回SUMS家庭医療レクチャーを開催したのでご報告します。
今年度よりあざいリハビリテーションクリニック/北海道家庭医療学センターの松井善典先生と宮地純一郎先生も講師陣に加わっての第一回目は、新たな参加者の開拓や「家庭医療って何か面白そう」と思って帰ってもらうことを目標に「Common Disease都市伝説」と銘打って開催しました。

結果、24名と過去最大の参加者を迎え、多くの方に「家庭医療」に触れてもらうことが出来ました。

以下、開催概要と当日の写真です。

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日時:2012424日 19302100
場所:滋賀医科大学 講義棟
講師:雨森、宮地、森(敬称略) 

タイトル「Common Disease都市伝説 ~片頭痛は片方だけって本当?~」

一般目標
・家庭医の外来では多種多彩な疾患と「相談」が持ち込まれることを知る。(包括性)
・患者からの「相談」には正論だけでは対応できない事例が含まれていることを知る。(文脈性)

個別目標
知識:家庭医外来で遭遇するCommonDiseaseにはどのようなものがあるか想起出来る。
態度:患者からの相談には患者背景も配慮した返答が非常に重要だと感じる。

●教育方略
学習者が医学部1年~6年生まで幅広いことを考慮して、2択のクイズ形式を通して家庭医外来でよく遭遇する疾患について、よく質問される「相談」に回答しながら、学習者はその「包括性」を学ぶ。
前半は医学的な理由で患者の相談に回答するが、後半に医学的理由だけでは難しい「相談」を通して、「文脈性」を理解することが重要であることを学ぶ。
なお、当初は2人1組で二択クイズに挑んでもらい、後半は4人1組のグループで回答してもらう。これは、前半は2名で相談することで楽しみながら回答してもらうことを目的にし、後半は絶対的な答えがない問題だけにグループディスカッションを通して、態度領域の学習目標に対する学習効果を増強させる狙いがある。

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80大学行脚プロジェクトも紹介させて頂きました!

アテンションゲッターとして「都市伝説」は「両側痛かったら片頭痛ではない」
①  それは両頭痛です ② そういう片頭痛もある
でした。
で、こんな感じで二人一組のグループで回答してもらいます。
新講師の宮地先生です。森の怪しい医学的な解説を存分に補って頂きました!
笑いを絶やさず真剣に聴いて下さる温かい参加者の皆さんに励まされました。
雨森先生の満面の笑みからも、その楽しさが窺えます。
最後は1位のグループに雨森院長から表彰がありました。


ますますパワーアップしているSUMS家庭医療レクチャーは、次回5月22日(火)滋賀医大講義棟にて19:30より開催予定です。家庭医療に興味のある方ならば、どなたでも参加可能です。是非とも一度足を運んでみて下さい!

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