2012年5月21日月曜日
6/16 愛知医科大学 医学生・研修医のための家庭医療セミナー
プロジェクトスタッフの菅家です。
6月16日に、愛知医科大学で行われるセミナーの告知が届きました!
各地から個性豊かな講師陣が集まっています!
定員は先着50名です。参加したい方は以下のURLから必要事項を記入してください!
http://my.formman.com/form/pc/Fjc2uuEgANaEHKmT/
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<詳細>
「日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部会主催」『医学生・研修医のための家庭医療セミナー』のお知らせ
『家庭医って何?』という低学年の方から、『家庭医を目指すにはどうすれば良いの?』『家庭医療専門医の先生と話をしたい!』という高学年の方、そして現在家庭医療専門医を目指して奮闘している研修医の方々まで、家庭医療医専門医の先生方と一緒に勉強して、語り合いましょう! 日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医の先生方から直接指導を受けれます。是非、みなさん参加して下さい。
日時:6月16日(土) 13時~18時
場所:愛知医科大学本館1階 101講義室
募集人数(要予約):医学生50名、研修医10名
参加費用:一人300円会の終了後他会場で懇親会あり(別費用)
<講師予定>
・清田 実穂 川崎医療生協あさお診療所
・鹿野耕太 静岡家庭医育成プログラム 家庭医療後期研修医
・田中久也 田中医院
・鳴本敬一郎 静岡家庭医養成プログラム 米国家庭医療専門医
・廣瀬英生 郡上市地域医療センター 副センター長
・森洋平 滋賀家庭医療学センター 弓削メディカルクリニック
・矢部千鶴 三重県立一志病院 家庭医療科
・吉本尚 三重大学大学院医学系研究科 家庭医療学 助教
問い合わせ先(予約先):
学生窓口:愛知医科大学 医学部3年 笠井麻以 医学部2年 吉田奈央
研修医窓口:東海キャリア・プロ https://www.tokai-career-pro.org/
愛知医科大学病院 卒後臨床研修センター今村 明
2012年5月19日土曜日
開催報告 鹿児島大学 ざっくばらん家庭医療勉強会
80大学行脚プロジェクトスタッフの菅家です。
続々と、全国各地で勉強会が開催されております。
今回は、5月12日に行われた鹿児島大学での勉強会の報告を、
医学生の高島さんからいただきましたので、紹介します!
ありがとうございました!
====
はじめまして。
鹿児島大学5年の高島大樹と申します。
2012年5月12日(土)に鹿児島大学医学部(鹿児島県鹿児島市)にて「第7回ざっくばらん家庭医療勉強会」を開催致しましたので、その報告をさせて頂きます。
鹿児島で家庭医などのジェネラルマインドを勉強する機会がなかなかなく、今回偶然にも飯塚の吉田先生よりこのような機会を頂くことになり、鹿児島でもっとプライマリ・ケアを学ぶ、そのきっかけになればと思い、開催させていただくことになりました。
当日は77名(!!)と、想定をはるかに超える参加者に参加いただきました!
今回、開催にあたって、離島へき地医療人育成センターの先生方の多大なバックアップを得て運営できました。本当にありがとうございました!
◆会場:鹿児島大学桜ケ丘キャンパス共通教育棟
5階503講義室
◆タイムテーブル:
10:20-10:50 受付
10:50-11:00 開会挨拶
11:00-12:30 「臨床推論」
講師:井村洋先生(飯塚病院 総合診療科)
茂木恒俊先生(飯塚・頴田(かいた)家庭医療プログラム指導医)
12:30-13:30 昼食
13:30-15:30 「コーチング」
講師:田口智博先生(三重大学 家庭医療学講座)
15:45-16:45 「家庭医療」
講師:中村太一先生(鹿児島生協病院 総合内科)
17:00-18:00 「離島医療とジェネラリスト」
講師:古川誠二先生(与論島パナウル診療所)
18:00-18:30 各施設からの連絡、閉会
18:30- 懇親会会場に移動
◆対象:医学生、研修医、医師、医療系学生、その他興味のある方誰でも
主催:九州プライマリ・ケアネットワーク
共催:第7回ざっくばらん家庭医療勉強会
鹿児島大学 離島へき地医療人育成センター
参加者:77名
1年:1人、2年:6人、3年:9人、4年:9人、5年:20人、6年:5年、医師:27名(講師5名、ファシリテーター8名を含む)
<11:00-12:30 「臨床推論」>
麻生飯塚病院 総合診療科の井村先生、茂木先生による救急外来で役立つ臨床推論を講演頂きました。救急医療の現場では、救急医が不足しており、総合医・家庭医の先生が担う面もあり、そこで求められる臨床推論を勉強しようというコンセプトでした。
推論には基本と経験を交互にフィードバックし合いながら学んでいくことが重要で、まずは主訴のみの情報から基本に立ち返り、「Critical」と「Common」の軸で鑑別を挙げて行きました。そこで、これからの勉強法として先生が提示されたのは、「Diagnosaurus」というアプリを使って鑑別を見ながら勉強していくスタイルでした!アプリを使って考えるのは、とても新鮮で、なかには「椎体神経根圧迫による胸痛」といったマニアックな鑑別も記されており勉強になりました。そののち、攻める問診診察/守る問診診察は何があるか、右下腹部痛を例に勉強しました。
<13:30-15:30 「コーチング」>
午後の最初は、三重大学家庭医療学講座の田口先生によるコーチングをワークショップ形式で講演頂きました。
「コーチングはそもそも何?」という所から始まり、基本的なコーチングスキルをレクチャー頂きた後、一度僕と先生によるセッションをデモンストレーションで行い、そののちに2人1組になりお互いにコーチングを体験・練習しました!
なかなか70名を前に自分をさらけ出すのは恥ずかしいものがありました(笑)が、今まで気付かなかった自分の考えを再発見することが出来て楽しかったです!
<15:45-16:45 「家庭医療」>
家庭医療のセッションは鹿児島生協病院の中村先生に家庭医療のコアレクチャーをお願いしました。
患者中心の医療、家族志向型ケア、BPSを症例も示しながら、初めて聴く学生にもわかりやすくレクチャー頂きました!
今後、「かきかえ」の一つひとつを丁寧にとって、患者さんの「病気Illness」は何であるのかを、病院実習でも理解していきたいなと思います!
<17:00-18:00 「離島医療とジェネラリスト」>
最後のセッションは、鹿児島県最南端の与論島で30年以上臨床経験を積まれておられる古川先生に講演頂きました。
離島医療が家庭医療のコア概念と何が共通し、どの分野に特化しているのかを知りたいと思い、先生に講演を依頼したのですが、今回なかなか診療所を離れられない中、無理を言い大学へお越し頂きました。本当にありがとうございます!
離島医療は、一般的な家庭医療と比べて一般外科を求められるウェイトが大きいと感じました。やはり島の最後の頼みとして活躍が求められる医師は、責任とカバーする領域が大きくないとダメなのだと、実際に実践されている先生の言葉には重みがありました。ミッシークトウトガナシ!
<まとめ>
この勉強会を企画した時、参加者が30名集まるだろうかと心配でしたが、完全に杞憂でした!
講演会、その後の懇親会、二次会・・・3次会(笑)まで、ずっと参加者や先生の熱気を感じることが出来、とても幸せでした。
今後も鹿児島でプライマリ・ケアを勉強していきたいと思います(プライマリ・ケアサークル「KAAN」を立ち上げました(笑)!)
九州を南から盛り上げていきます!!
参加いただいた皆様、当日手伝って下さった方々、企画に協力下さった講師の先生、バックアップを引き受けて下さったセンターの先生、みなさんに厚い感謝の意を述べて、開催報告の結びにさせて頂きます!ありがとうございました。
文責:高島大樹(代表世話人:鹿児島大学5年)
続々と、全国各地で勉強会が開催されております。
今回は、5月12日に行われた鹿児島大学での勉強会の報告を、
医学生の高島さんからいただきましたので、紹介します!
ありがとうございました!
====
はじめまして。
鹿児島大学5年の高島大樹と申します。
2012年5月12日(土)に鹿児島大学医学部(鹿児島県鹿児島市)にて「第7回ざっくばらん家庭医療勉強会」を開催致しましたので、その報告をさせて頂きます。
鹿児島で家庭医などのジェネラルマインドを勉強する機会がなかなかなく、今回偶然にも飯塚の吉田先生よりこのような機会を頂くことになり、鹿児島でもっとプライマリ・ケアを学ぶ、そのきっかけになればと思い、開催させていただくことになりました。
当日は77名(!!)と、想定をはるかに超える参加者に参加いただきました!
今回、開催にあたって、離島へき地医療人育成センターの先生方の多大なバックアップを得て運営できました。本当にありがとうございました!
◆会場:鹿児島大学桜ケ丘キャンパス共通教育棟
5階503講義室
◆タイムテーブル:
10:20-10:50 受付
10:50-11:00 開会挨拶
11:00-12:30 「臨床推論」
講師:井村洋先生(飯塚病院 総合診療科)
茂木恒俊先生(飯塚・頴田(かいた)家庭医療プログラム指導医)
12:30-13:30 昼食
13:30-15:30 「コーチング」
講師:田口智博先生(三重大学 家庭医療学講座)
15:45-16:45 「家庭医療」
講師:中村太一先生(鹿児島生協病院 総合内科)
17:00-18:00 「離島医療とジェネラリスト」
講師:古川誠二先生(与論島パナウル診療所)
18:00-18:30 各施設からの連絡、閉会
18:30- 懇親会会場に移動
◆対象:医学生、研修医、医師、医療系学生、その他興味のある方誰でも
主催:九州プライマリ・ケアネットワーク
共催:第7回ざっくばらん家庭医療勉強会
鹿児島大学 離島へき地医療人育成センター
参加者:77名
1年:1人、2年:6人、3年:9人、4年:9人、5年:20人、6年:5年、医師:27名(講師5名、ファシリテーター8名を含む)
<11:00-12:30 「臨床推論」>
麻生飯塚病院 総合診療科の井村先生、茂木先生による救急外来で役立つ臨床推論を講演頂きました。救急医療の現場では、救急医が不足しており、総合医・家庭医の先生が担う面もあり、そこで求められる臨床推論を勉強しようというコンセプトでした。
推論には基本と経験を交互にフィードバックし合いながら学んでいくことが重要で、まずは主訴のみの情報から基本に立ち返り、「Critical」と「Common」の軸で鑑別を挙げて行きました。そこで、これからの勉強法として先生が提示されたのは、「Diagnosaurus」というアプリを使って鑑別を見ながら勉強していくスタイルでした!アプリを使って考えるのは、とても新鮮で、なかには「椎体神経根圧迫による胸痛」といったマニアックな鑑別も記されており勉強になりました。そののち、攻める問診診察/守る問診診察は何があるか、右下腹部痛を例に勉強しました。
<13:30-15:30 「コーチング」>
午後の最初は、三重大学家庭医療学講座の田口先生によるコーチングをワークショップ形式で講演頂きました。
「コーチングはそもそも何?」という所から始まり、基本的なコーチングスキルをレクチャー頂きた後、一度僕と先生によるセッションをデモンストレーションで行い、そののちに2人1組になりお互いにコーチングを体験・練習しました!
なかなか70名を前に自分をさらけ出すのは恥ずかしいものがありました(笑)が、今まで気付かなかった自分の考えを再発見することが出来て楽しかったです!
<15:45-16:45 「家庭医療」>
家庭医療のセッションは鹿児島生協病院の中村先生に家庭医療のコアレクチャーをお願いしました。
患者中心の医療、家族志向型ケア、BPSを症例も示しながら、初めて聴く学生にもわかりやすくレクチャー頂きました!
今後、「かきかえ」の一つひとつを丁寧にとって、患者さんの「病気Illness」は何であるのかを、病院実習でも理解していきたいなと思います!
<17:00-18:00 「離島医療とジェネラリスト」>
最後のセッションは、鹿児島県最南端の与論島で30年以上臨床経験を積まれておられる古川先生に講演頂きました。
離島医療が家庭医療のコア概念と何が共通し、どの分野に特化しているのかを知りたいと思い、先生に講演を依頼したのですが、今回なかなか診療所を離れられない中、無理を言い大学へお越し頂きました。本当にありがとうございます!
離島医療は、一般的な家庭医療と比べて一般外科を求められるウェイトが大きいと感じました。やはり島の最後の頼みとして活躍が求められる医師は、責任とカバーする領域が大きくないとダメなのだと、実際に実践されている先生の言葉には重みがありました。ミッシークトウトガナシ!
<まとめ>
この勉強会を企画した時、参加者が30名集まるだろうかと心配でしたが、完全に杞憂でした!
講演会、その後の懇親会、二次会・・・3次会(笑)まで、ずっと参加者や先生の熱気を感じることが出来、とても幸せでした。
今後も鹿児島でプライマリ・ケアを勉強していきたいと思います(プライマリ・ケアサークル「KAAN」を立ち上げました(笑)!)
九州を南から盛り上げていきます!!
参加いただいた皆様、当日手伝って下さった方々、企画に協力下さった講師の先生、バックアップを引き受けて下さったセンターの先生、みなさんに厚い感謝の意を述べて、開催報告の結びにさせて頂きます!ありがとうございました。
文責:高島大樹(代表世話人:鹿児島大学5年)
2012年5月16日水曜日
開催報告 埼玉医大 SAT 総合医セッション
プロジェクトスタッフの菅家です。
今回は、埼玉医科大学で行われた勉強会の、
総合医セッションの報告を頂きました!
今後も、当ブログでは
全国各地での勉強会・ワークショップ等の報告をどんどん掲載していきます!
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関東担当の遠井です。
遅れましたが、4/1に開催された埼玉医科大学SAT( Saitama Academic Team)の学術大会の
総合医セッションにゲストとして参加してきました。
SATの説明は以下の通りです。
「学生が主体的に自分の興味ある内容を見つけ、学び、 共有する部活動です。
外部の勉強会情報を共有したり、 自分達で興味のある内容ごとにグループを作って、 勉強会の企画や参加を行っています。主に、地域医療、小児、救急、 医学のグループに分かれて活動しています」
今回の講師は高木 博先生(筑波大学総合診療科)、遠井 敬大(CFMD:家庭医療学開発センター)の2人です。会全体には38名、セッション参加人数は27名でした。
当日は、セッション前に参加者の皆さんの考える家庭医/ 総合診療医の像を共有していただき、その後、遠井から家庭医の1日を簡単に説明。 高木先生から総合診療医を中心としたジェネラリストの日常をお話。その後に全員で実際の家庭医/ 総合診療医の日常を感じてもらった後の印象をディスカッションし ていただきました。
今回80大学行脚プロジェクトがはじめる前にも1度同様な勉強会 をやらせていただいたので、実質2回目の開催でした。
埼玉医科大学は、家庭医療/地域医療等の講座もなく、 学生の中で家庭医/総合診療医に関して触れる機会が少ないので刺激のある機会になっていただけたのではないかと感じています。
今回は卒業生2人の参加でしたが、 今後は埼玉出身の先生方等とも連携をとり、 さらに埼玉での家庭医療/総合診療の楽しさを伝えられたらとおもいます。
2012年5月14日月曜日
開催報告 滋賀医科大学 SUMS家庭医療レクチャー
80大学行脚プロジェクト スタッフの菅家です。
今日は、滋賀医科大学で定期的に行われている家庭医療レクチャーの
報告をいただきましたので紹介します!
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弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センターの森洋平です。
今日は、滋賀医科大学で定期的に行われている家庭医療レクチャーの
報告をいただきましたので紹介します!
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弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センターの森洋平です。
4月24日に滋賀医科大学にて第9回SUMS家庭医療レクチャーを開催したのでご報告します。
今年度よりあざいリハビリテーションクリニック/北海道家庭医療学センターの松井善典先生と宮地純一郎先生も講師陣に加わっての第一回目は、新たな参加者の開拓や「家庭医療って何か面白そう」と思って帰ってもらうことを目標に「Common Disease都市伝説」と銘打って開催しました。
結果、24名と過去最大の参加者を迎え、多くの方に「家庭医療」に触れてもらうことが出来ました。
以下、開催概要と当日の写真です。
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日時:2012年4月24日 19:30~21:00
場所:滋賀医科大学 講義棟
講師:雨森、宮地、森(敬称略)
タイトル「Common Disease都市伝説 ~片頭痛は片方だけって本当?~」
●一般目標
・家庭医の外来では多種多彩な疾患と「相談」が持ち込まれることを知る。(包括性)
・患者からの「相談」には正論だけでは対応できない事例が含まれていることを知る。(文脈性)
●個別目標
知識:家庭医外来で遭遇するCommonDiseaseにはどのようなものがあるか想起出来る。
態度:患者からの相談には患者背景も配慮した返答が非常に重要だと感じる。
●教育方略
学習者が医学部1年~6年生まで幅広いことを考慮して、2択のクイズ形式を通して家庭医外来でよく遭遇する疾患について、よく質問される「相談」に回答しながら、学習者はその「包括性」を学ぶ。
前半は医学的な理由で患者の相談に回答するが、後半に医学的理由だけでは難しい「相談」を通して、「文脈性」を理解することが重要であることを学ぶ。
なお、当初は2人1組で二択クイズに挑んでもらい、後半は4人1組のグループで回答してもらう。これは、前半は2名で相談することで楽しみながら回答してもらうことを目的にし、後半は絶対的な答えがない問題だけにグループディスカッションを通して、態度領域の学習目標に対する学習効果を増強させる狙いがある。
―――――――――――――――――――――――――――――
①
それは両頭痛です ② そういう片頭痛もある
でした。
2012年5月5日土曜日
開催報告 山口家庭医療ワークショップ
80大学行脚プロジェクト スタッフの菅家です。
4月に開催された勉強会の報告がいくつか届いていますので、
順を追って紹介していきたいと思います。
今回は、山口大学で行われた勉強会について、
王子生協病院の密山先生から報告を頂きました!
山口大学医学部の教員の先生方、卒業生、
そして当プロジェクトのコラボ企画となり、豪華な顔ぶれでの開催でした!
=================
王子生協病院家庭医後期研修医 山口大学医学部2009年卒の密山要用です。
2012年4月21日(土)山口大学医学部(山口県宇部市)にて
山口家庭医療ワークショップを開催しましたので、その報告をさせていただきます。
昨年の夏期セミナーで母校である山口大学の現6年生の野口達矢君とつながり、
恩師である山口大学医療人育成センターの原田唯成先生の協力のもと、大学総合診療部のバックアップを得て開催にいたりました。
以下敬称略とさせていただきます。
講師は 原田、本村、河村、實近、綱分、密山の山口大卒の6名と80大学行脚プロジェクト中四国責任者の松坂です。
参加者は前半は16名、後半は20名の参加でした。
(構成は2年4名,3年2名,4年5名,5年4名,6年3名,医師1年目2名,3年目1名でした。)
ワークショップの内容を報告します。
13:30~ アイスブレイクを兼ねた自己紹介のワークを学生野口と密山ではじめ、
第一部「家庭医と語ろう!明日のためのワールドカフェ」と題し、
「だれのために医療者として役立ちたいですか?」
「どうして医療者になろうと思いましたか?」
の二つの問いを参加者、講師が混ざりあい、ワールドカフェの手法を通してざっくばらんに語りあうことができ、普段語ることのないコアな思いやその違いをシェアする場となりました。「リラックスした雰囲気で自由に発言ができてよかった」「自分では考えつかない新たな視点を得た」といった意見が聞かれました。
ワールドカフェで生まれた会場の熱気そのままに、
家庭医療って?
原田/本村/河村の3名による「家庭医のあしあと」「家庭医って?」「わたしのこれまで」と題して、あたたかみ/歴史と理論的基盤/キャリアパスをテーマに10分ずつ話していただきました。
エッセンスを凝縮したプレゼンテーションに、参加者もリラックスしながらも真剣に「聴く」姿勢をみせてくれていました。
第二部では75分の時間で、THE症例検討と題して綱分を中心に、35歳女性の呼吸困難の症例を通して、Disease&illness両面のアプローチを、5名程度のスモールグループでディスカッションを行いながら検討しました。
各グループは第一部でコミュニケーションを取り合ったメンバーのまま継続し、そこにファシリテーター役として講師1名が特に低学年をサポートする役として入りました。臨床診断のアプローチについては知識に幅がある中でグループの意見を出し合う点にはやはり難しさがありましたが、illnessへのアプローチでは低学年が、我々では思い至らないようなアイデアでグループを引っ張っている場面もあり、それぞれに役割と居場所のある場をつくることはできたように思います。
感想として「裏に潜む背景にも目を向け、問題解決していく必要があると感じた」「知識がないと発言に自信を持てない、勉強しよう」といったものも聞かれました。
最後に全体の振り返りとして、構造的振り返りシートの記載の後、原田主導で参加者と講師一同立って円になり、30秒ずつ感想や気づきを順に述べて(ぐるぐるリフレクション?)全員で場を共有したのち、集合写真を撮影し、ワークショップ終了となりました。
懇親会までの間、講師陣でのリフレクションとnextstepを共有し、講師陣にとってのワークショップも終了となりました。
アンケートでは家庭医療について「興味をもつことができた」「考え方について全ての医師がもっている必要があると思いました」といった感想もきかれました。
今回は幸運にも、大学に軸になる学生、核となる家庭医がいて、全国各地で家庭医療を実践、研修する山口大学出身者が集い、お互いを知っているという関係性の中で、skype会議を重ねてWSをつくっていくことができました。オール山口+80大学行脚コーディネーターのある種理想的なメンバー構成だったと思います。今後も学内の勉強会があることで、参加者同士、参加者と講師との継続的な関わりを期待できます。
今後、第二回の開催希望も参加者からも講師からもあるため、ぜひとも実施していきたいと思っています。
このような機会を得られたこと、参加者、講師の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
長々とした文章でしたが、最後までよんでいただいてありがとうございました。
文責 密山 要用
野口達矢 (山口大学医学部医学科6年)
原田 唯成(山口大学医学部附属病院 総合診療部 講師)山口大学1997年卒
本村 和久(沖縄県立中部病院 総合内科・プライマリケア)山口大学1997年卒
河村由吏可(筑波大学附属病院総合臨床教育センター・筑波大学大学院地域医療教育学)山口大学1999年卒
實近百恵(山口大学総合診療部)山口大学2003年卒
松坂英樹 (岡山家庭医療センター/松坂内科医院)80大学行脚プロジェクト中四国ブロック代表
綱分信二(菊川市家庭医療センター)山口大学2008年卒
密山要用 (王子生協病院 家庭医後期研修医)山口大学2009年卒
2012年5月2日水曜日
2011年度活動報告 80大学行脚プロジェクト
プロジェクトスタッフの菅家です。
2010年2月に産声をあげた当プロジェクトの、
2011年3月までの活動報告書、および2012年度の活動計画書を作成しました。
↓こちらのリンクより(別サービス scribd が開きます)
◯40 大学での勉強会開催(既開催大学も含む)
~新規開催だけでなく、継続的な関わりを意識した勉強会の開催
◯日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会との連携
◯各地域での中堅・ベテラン層の当学会会員とのつながりを構築
◯医学生だけでなく、他医療系学生への働きかけを推進
2010年2月に産声をあげた当プロジェクトの、
2011年3月までの活動報告書、および2012年度の活動計画書を作成しました。
↓こちらのリンクより(別サービス scribd が開きます)
報告書の内容は以下になっております。
1. プロジェクト設立趣旨
2. 2011年度実績
◯当プロジェクトが関わった勉強会・講演会・ワークショップ
のべ開催数33回、26大学で開催
のべ参加医学生 936人
医学生以外参加者数 53人
◯これまでの勉強会テーマ内容(一部抜粋)
◯広報
3.2012年度活動目標◯当プロジェクトが関わった勉強会・講演会・ワークショップ
のべ開催数33回、26大学で開催
のべ参加医学生 936人
医学生以外参加者数 53人
◯これまでの勉強会テーマ内容(一部抜粋)
◯広報
◯40 大学での勉強会開催(既開催大学も含む)
~新規開催だけでなく、継続的な関わりを意識した勉強会の開催
◯日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会との連携
◯各地域での中堅・ベテラン層の当学会会員とのつながりを構築
◯医学生だけでなく、他医療系学生への働きかけを推進
2012年度も、すでに2ヶ所で勉強会を開催できました。
第2回、第3回と継続しているところもあります。
どうぞ、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
第2回、第3回と継続しているところもあります。
どうぞ、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
2012年5月1日火曜日
6/3 浜松医大 「整形・婦人科診察と行動変容」
80大学行脚プロジェクトスタッフの菅家です。
春になり、新たな勉強会企画が各地で動いております。
今回は、浜松医科大学でのワークショップの開催告知が届きました!
近隣の皆様、ぜひご参加ください!
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第2回 浜松医科大学 家庭医療WS
テーマ:「整形・婦人科診察と行動変容」
日時:2012年6月3日(日)13:00-18:30 (受付開始:12:30-)
場所:浜松医科大学 講義棟305教室、他(予定)
司会:今村 恵・平野 名織(浜松医科大学医学部5年)
講師:新井 大宏・飯田 智子・鹿野 耕太・綱分 信二・津山 梓・
中根 浩伸・平野 有規奈・藤井 肇・横田 万里子
(静岡家庭医養成プログラム レジデント)
アドバイザー:
山岡 泰治 (浜松医科大学 地域医療学講座 特任教授)
佐野 潔(静岡家庭医養成プログラム 森町家庭医療クリニック 所長)
寺田 雅彦(磐田市立総合病院 副院長)
タイムスケジュール:
1230-1300 受付 Pretest 記載
1300-1305 開始挨拶
1305-1320 アイスブレーキング(今村・平野)
移動5分
1325-1445 セッション①
休憩10分
1455-1615 セッション②
休憩10分
1625-1745 セッション③
3グループに分かれて、各セッション(80分)をローテーション
WS#1 整形外科:肩・膝・足首の診察(新井・平野・飯田)
2人一組で、基本的な整形外科の診察法を実際に行います。
WS#2 産婦人科:乳房診察と内診(中根・鹿野・横田)
人形モデルを使い、乳房触診や婦人科診察の基本を学びます。
WS#3 行動変容:禁煙指導入門(綱分・津山・藤井)
禁煙できない患者に対するアプローチをロールプレイで学びます。
移動5分
1750-1810 家庭医体験談(家庭医一年目の先生x2人。自己紹介~家庭医になった理由)
1810-1830 閉会挨拶・記念撮影・Posttest記載・会場の片づけ
1900-2100 懇親会:海鮮厨房 凜 さぎの宮店(自由参加)
参加費:無料 (懇親会参加者は¥4,000-)
募集締め切り:未定。当日参加も可。
募集人数:30-50名程度
対象:医療系学部生および医療従事者
※スタッフより
途中参加・途中退席とも自由です。
また、服装はカジュアルな格好で結構です。
WS#1 整形外科 は、肩・膝・足首を出しやすい服装で御参加下さい。
学外・県外からの参加も大歓迎です!
参加希望者は
1名前
2性別
3所属大学・学部・学科
4学年
5懇親会参加の有無
6メールアドレス(PC)
7参加動機・参加して学びたいことについて
を浜松医科大学5年今村
smile910everyday●gmail.com
(●を@に変えてメールを送ってください。)
まで送ってください★
質問も待ってます!
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