2012年3月1日木曜日

開催報告 愛媛大学 家庭医療ワークショップ


プロジェクトスタッフの菅家です。

今回は愛媛大学のワークショップ報告をいただきましたので紹介します!


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「家庭医療ワークショップ in 愛媛大学」開催報告
愛媛大学医学部5年 小林みどり

日時:2012年2月18日(土)13:00〜18:00
会場:愛媛大学医学部 地域医療支援センター3階 トレーニングステーション
企画代表者:小林みどり(愛媛大学医学部5年)

講師:
谷本浩二先生(新居浜協立病院)
原穂高先生(愛媛生協病院)
御前秀和先生(新居浜協立病院)
山本美奈子先生(愛媛生協病院後期研修医)
松坂英樹先生(岡山家庭医療センター)
岡田奈保子先生(岡山家庭医療センター後期研修医)
中山元先生(岡山家庭医療センター後期研修医)

参加者:10名

タイムテーブル: 13:00~13:30 イントロ、アイスブレイク

松坂先生によるイントロと参加者全員の自己紹介を行いました。
各々、座右の銘を発表しながらの自己紹介は様々な名言が飛び交い、それだけでも十分感銘を受けるようなアイスブレイクとなりました。

13:30~15:00 「家庭医らしい小児の診療」

岡山家庭医療センターの中山先生によるワークショップでした。
まず、家庭医に期待する小児診療、小児科医に期待する小児診療、などについてグループディスカッションを行いました。
次に鼻汁と咳を主訴とした太郎くんのシナリオをもとにグループディスカッションをし、シナリオを進めていきました。
子どもの来院から家族へ広げていく視点はまさに家庭医ならではだと感じました。
大学病院の実習ではなかなか教わらない診察の視点を学びました。

15:20~16:50 「GPはここまでできる、眼の疾患」

新居浜協立病院の谷本先生によるワークショップでした。
「目」の出てくる慣用句をあげるという新鮮な導入から始まり、眼科専門医へコンサルトする眼疾患についてレクチャーを受けたあと、耳鏡や眼底鏡などを使って実際に眼を診ていきました。
OSCEでは形だけになってしまいがちな眼の診察が「できた」という経験は、WSのみではなく機会を狙って実践してみたいという臨床現場へのモチベーションを高くしてくれるものであり、有意義な機会を得ることができました。

17:10~18:00 まとめ

愛媛生協病院の原先生が「家庭医推し」のお話を、山本先生が「私は家庭医?」と
いうことでご自身の家庭医観をお話してくださいました。
原先生は、家庭医について専門医との対比などを交えてわかりやすくお話してくださいました。
山本先生はご自身の半生を織り交ぜながら、実際に家庭医として働き感じたことや家庭医の魅力を教えてくださいました。
先生方のお話を聞くことで、地域との関わりや家族との関わりを持つ家庭医マインドは家庭医のみならず、様々な形で医療に携わる上で大切なものだと感じました。

最後に夏期セミナーの紹介をさせていただき、ワークショップは終了しました。
今回だけでなく、今後につながるワークショップでありたいと思います!


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