当地では稲刈りも終わり、紅葉も進み、
そろそろ冬支度を、という時期になって来ました。
今回は、京都家庭医療学センターの中村先生から、
滋賀医科大学での学習会報告をいただきました!
今回からは弓削メディカルクリニックの先生方も加わって、
より厚みの増した講師陣で行われたようです!
そして次回は10月25日(火)に行われる予定とのこと、
興味のある方、ぜひご参加ください!!
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京都家庭医療学センターの中村琢弥です。
2011年9月27日に滋賀医科大学医学生に対して「家族志向ケア」についての学習会を開きました。
その報告を行います。
本学習会は母校である滋賀医科大学の家庭医療勉強サークルであるFPIGや国際医療保険学習サークルであるTuktukの方々と協力し、2011年4月、5月、6月と実施されました毎月一回の家庭医療学習会の第4弾になります。
7月、8月は他の行事と重なったこと、対象となる学生が夏休みだったこともあり、お休みとしましたが、9月から再開になり無事第4弾を迎えることとなりました。今回は学生側からの要望から家庭医療学のコア領域の知識がよいとのことで、テーマに「家族志向ケア」を選択することとなりました。
そして、今回からの大きな変化として、滋賀県の弓削メディカルクリニックの指導医である雨森先生と森先生が講師として加わって下さることとなりました。弓削メディカルクリニックは周辺医療機関と連携して平成24年度より「滋賀家庭医療学センター(Shiga Center for Family
Medicine : SCFM)」という新たな家庭医療学後期研修プログラムを発足させる予定となっております。滋賀県に新たな風を呼び込む先生方との連携に準備段階から熱いものを感じながら進めさせていただきました。
当日はこれまでより遅い時間帯である19:30から開始となりました。学生は合計10名。ちょっと少なめの人数となりましたが、その分各グループに講師が一人ずつは配置して、議論を盛り上げることが出来ました。今回も基本的には参加型のWS形式を採用し、スモールグループディスカッションをしていただきながら最終的には家族志向ケアの考え方を体験していただけるような構成にしました。序盤は架空の症例をベースに各グループで家族と健康の関係についての考え方を深め、家庭医療学ならではの考え方である家族図や家族志向ケアの原則、家族ライフサイクル、家族カンファレンスについてひとつひとつ学んでいただきました。
結果として非常に盛況の内に終了することができました。特に今回は講師が複数に増えたこともあり、様々な視点から考え方が深まったのがよかった点としてあげられます。またスライドの使用、WSの形式の構成、アンケート、ハンドアウトの存在、などなど、これまでのWSで培ったものもより洗練された形で提供することが出来たように思います。
Next stepとしては、構成の段階からもっと複数講師であることを活かした内容を熟考すべきだったかもしれないということで今後のWSの形を考えていきたいと思いました。ただこのことは、新たな可能性が生まれたことそのものは喜ばしいことだと思われますので、この状態を武器に更に多数の参加が生まれるように、これからも企画を練っていきたいと思います。
報告は以上です。今後もこの会は月一回で継続予定です。
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第5回滋賀医科大学家庭医療レクチャーは「創傷治癒」をテーマに10月25日(火)開催予定です!
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