2011年12月24日土曜日

開催報告 11月29日滋賀医科大学 家庭医療レクチャー

プロジェクトスタッフのかんけです。
滋賀医科大学で継続して行われている家庭医療レクチャーですが、
弓削メディカルクリニックの森先生から第6回目の報告を、
送っていただきましたので紹介します!!

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弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センターの森洋平です。
去る11月29日に滋賀医大にて第6回家庭医療レクチャーを開催しました。

第6回になる今回は、Was not Roma built in a day?~継続性について考える~」というタイトルで『家庭医療における継続性』をテーマに行いました。
John W.Saultz先生の提唱した家庭医療の専門性「ACCCC」の一つに「C:Continuity」があるように、家庭医において継続性はウリにすべき大事な要素だと思いますが、今回はあえて参加者の方々に「本当に継続性は重要なの?」と、老舗のラーメン屋のラーメンは必ず美味しいのか?という切り口で問い掛けてスタートしました。

今回のクライマックスは、滋賀家庭医療学センター長・雨森正記の23年間の竜王町との関わりで起こったSignificant Eventを参加者と共有した後に行ったディスカッションでした。
創造性豊かな解決策や現場で働く我々も悩むような疑問が出たりと、講師の我々にも多くの気づきを与えてくれる素敵な時間となりました。
参加してくれた皆さんが、家庭医療の専門性の一つである「継続性」とは、どういうことなのかを考え、今後の地域医療研修に新たな視点を持って臨んでもらえれば幸いです。


次回開催は1月31日(火)19:30~21:00で予定しています。
リピーターも多く新たな参加者もいて、講師陣の高いモチベーションは2012年も続きます。
参加資格は問いません。お近くの方は是非ともお立ち寄りください。



第6回SUMS家庭医療レクチャー教育計画書概略
日時:20111129日 19302100
場所:滋賀医科大学 講義棟
講師:雨森正記、森洋平(以上、滋賀家庭医療学センター)、中村琢弥(京都家庭医療学センター) ※中村は事前準備のみ
学習者:滋賀医科大学2~5回生、滋賀医科大学2年目研修医、近江八幡医療センター2年目研修医

●一般目標
家庭医療の専門性である継続性について考える
●個別目標
態度:家庭医が個人/地域と継続的に関わることの意味を考える
タイムスケジュール
19:30~19:35 イントロダクション(森)
19:35~19:45 これまでの経歴と実際に遭遇したSignificant Event紹介(雨森)
19:45~20:00 グループワーク(森、雨森)
20:00~20:10 全体発表(森)
20:10~20:20 実際にどうしたかと質疑応答(森、雨森)
20:20~20:30 これまでに遭遇したSignificant Event紹介その2(雨森)
20:30~20:40 グループワーク(森、雨森)
20:40~20:50 全体発表(森)
20:50~21:00 実際にどうしたかと雨森先生から継続性に関するまとめ
21:00~      質疑応答とアンケート記入して各自解散

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