引き続き、80大学行脚プロジェクトリーダーの菅家です。
7月24日に京都府立医科大学で行われた、家庭医療レクチャー”夏” の
開催報告が京都家庭医療学センターの中村琢弥先生から届きました!!
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(京都家庭医療学センターの
ブログより引用させて頂きました)
本学習会は滋賀医科大学の医学生より「関西にて家庭医療学のレクチャーを開きたい!」とのお声をかけていただき、「それならば比較的家庭医に触れる機会がこれまで少なかった京都府立医科大学を会場にして行おう!」ということで企画させていただきました。
講師側メインメンバーとしては、私中村と北海道の松井先生、兵庫の玉井先生という若くて勢いのある3名の医師陣が担当し、医学生側としては滋賀医科大学の医学生団体である「FPIG関西」や「TUKTUK」のメンバーが尽力してくださることとなりました。
準備のために、今回は講師陣間で事前に全5回にわたるスカイプセッションが開かれ、当日のWSの中身を綿密に吟味していきました。
特に今回は参加対象を「医学生、それも家庭医療にほとんど触れたことのない者」と定めたため、全てのWSを通じてのメインテーマとして「知ろう!触れよう!実感しよう!家庭医療学!!」を設定、これまで知識のない人がだんだんと家庭医療学の知識に段階的に抵抗なく体験していくことにチャレンジしていくこととなりました。
実際のWSの構成としては以下の通りです。
WS1:担当松井医師@北海道
「日本の家庭医療 過去を学び、今をみつめ、未来を語ろう」
家庭医療学を取り巻く歴史的背景を紹介し、それに連なる日本の現状を解説、さらに家庭医療学の今後の展望を示していく意欲的なセッションとなりました。
実はこれまであまりなかった切り口のセッションであり、それを松井医師ならではの非常に卓越したプレゼンテーションにてわかりやすく伝えて頂き、非常に学びの多いWSとなりました。
WS2:担当玉井医師@兵庫
「家庭医の研修 その後をみてみよう」
日本ですでに運用されている家庭医療後期研修プログラムの実際について解説するセッションです。
今回の講師それぞれが体験した家庭医レジデント生活の様子を写真豊富に紹介し、それを通じて現在の医学生の中の家庭医のビジョンと将来のビジョンをスモールグループディスカッションにて具体的に描いてもらう内容となりました。
医学生達がどんどんと自分のやりたい医療を言語化していく様子は本当に頼もしく感じました。
WS3:担当中村医師@京都
「チャレンジ!家庭医ケース」
最後は臨床に近い中身を想定してのセッションです。
具体的には「一家族に纏わる4つの事例を通じて,家庭医療学の重要なエッセンスを伝え、医学生に家庭医レジデントとしての疑似体験をしてもらう」という中身です。
それぞれの事例毎に練り込んだ設問を用意して自由なディスカッションにて意見を話してもらいました。
事例としては従来の医学教育にはあまりない、commonnながらも大変考えるところの多い中身を採用し、医学生の皆さんが真剣に取り組まれてエッセンスを吸収していかれました。
当日は約30人の医学生が集まり大盛況の会となりました。何名かの医師も当日ファシリテーターとして参加いただけ、4つのグループに分かれての盛んなディスカッションが展開されました。
どのWSも大いに盛り上がり、例えば私が担当したWS3では準備段階では相当難産でしたが、いざできあがるとこれまで私が学んできた中身の集大成的な内容となって結果として家庭医療学の知識の整理をすることが出来るなど、講師としての学びも多い中身となりました。
丸一日の家庭医療学漬けのセッションとなりましたが、概ね医学生の終了後アンケートの満足度も高く、これまで感じたことがないくらいに「濃い」セッションと受け止めて頂けたようでした。
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報告ありがとうございました!!
関西では、9月に京都府立医科大学でワークショップが企画されています!!
開催案内は↓こちら
興味のある方、ぜひご参加ください!!